同志社は、前半13分先制のトライを許したが、CTB桑原、FL林のトライで逆転。今シーズン不安のあった前半をリードして折り返す。しかし、後半はFW戦で劣勢に立ち、BK陣に球を出せず、ラインアウトミスや勝負どころでの反則などリズムを乱し、22分には京産大WTB江藤にパントを自ら押さえられ決勝のトライを奪われた。
 試合後、中尾監督が「FW戦に固執しすぎた」と振り返ったように、FW自慢の相手にノーサイドまでFW戦を挑んだ同志社。終了間際の攻撃も、ゴールライン目前まで迫りながら球を出せず反則。NO.8深澤主将が復帰するも、FW戦をコントロールできなかった。「今年は今年のチーム。いつかは負ける」。中尾監督はリーグ戦での5年ぶりの敗戦にも表情を変えなかった。
 これで同志社は5勝1敗。最終戦で大体大に6点差以上で勝たなければ、5連覇も消える。