京大は、今春の公式戦を辞退したため、同志社戦が初の公式戦となった。「社会的信用を勝ち取るためにも、勝利は重要」(水野監督)な京大。QB宮下、RB高松を中心にゲームを組み立て。まだ、守備においてはDLに自信がある。関大・磯和監督に「京大のDLは強い。うちとは比べ物にならない」と言わしめたほどだ。
 対して関学、第2節大産大戦では、QB加納、三原を怪我で欠くなか、QB幸田(2年)が活躍を見せる。第2Qからの出場で、パス獲得292ヤード、12回中8回のパス成功。うち5本はTDへと繋がるロングパスを通して見せた。選手層の厚さは一目瞭然だ。
 昨年甲子園ボウルで法政大に敗れ、今年こそライスボウル出場を狙う立命。昨年、関学との直接対決で「隠し玉」として活躍したRB松森ほか、WR前田など昨年のメンバーが残っている。また、QB渋井を抑えて先発出場しているQB木下も、まだ安定感はないが、持ち味の「図太さ」でそれをカバーしている。古橋ヘッドコーチは「戦力は落ちているが、精神的充実や、結束力で補えている」とチーム状況を分析。今年も引き続き甲子園ボウルを虎視眈々と狙っている。
 今年はどのチームが甲子園ボウルへの切符を掴むのか。