実態把握困難か 大学はHPで呼びかけ
関大では「危険なカルト宗教団体が存在」「マインドコントロールされてしまう」といった内容の文章を、8月1日付でホームページ(HP)に掲載。神戸大も8月4日付で学生に対し、カルト団体からの勧誘を断る意志を持つようHPで呼びかけ、強引な勧誘活動を受けた場合は学務部学部課まで連絡するよう伝えている。
また、神女院大も同様にHP上で注意を促している。神女院大では、被害は確認されていないが、神戸大や関学など信者が多いとされる大学のサークルに所属する学生が多いため警戒を強めている。
大阪外大では、事件が大々的に報じられる以前の7月4日から、週刊の記事を受けて学内に副学長名で「宗教団体から脱会できず悩んでいるなら大学に相談を」という内容の掲示を出している。
しかし、同集団がサークルに扮し学内で活動していることから、「(カルト団体は)登録団体の中には無いが、サークルの中にあっても学校では把握できない」(関学)のが現状。学生の間でもうわさがでるだけで、摂理と思われるサークルの特定はできていない。そのため大学も、以前から行っているカルト集団一般に対する注意以上の対策が立てられないという。
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