関大の創立120周年記念事業の一環として昨年10月から建設を進められてきた「関西大学アイスアリーナ」は国内の大学では初めてとなる国際規格の通年型アイススケートリンク。総工費約8億円をかけたこのスケートリンクは518名収容の観客席、電光掲示板、高性能音響設備などを完備した本格仕様となっている。
 セレモニーの挨拶で森本理事長は「強い関大を構築する」と力強く話した。また河田学長は「大阪、関西、日本、そして世界へ活躍する選手をここから輩出したい」と話した。
 日本を代表するトップスケーターを一同に集めたアイスショーでは、高橋、織田のほかに、さらにはトリノ五輪で4位入賞した村主章枝(avex)をはじめ、安藤美姫(トヨタ自動車)、中野友加里(早大・3年)らが出演し、スケートリンクの完成を華やな演技で祝った。また関大と同志社によるアイスホッケーの交流戦も行われ、試合は1-1の同点で引き分けた。
 織田は「スケート人口を増やして盛んにしたい。オリンピックが終わって(人気が)減らないように」と話した。また、「自由に使えることはプラスです」と高橋。さらに織田は「納得いくまで練習できる」とアイスアリーナの完成の喜びを満面の笑顔で話した。