試合は序盤から、ブルースターズ・RB中井(神戸大)の先制TDを皮切りに、接戦となる。直後のホワイトスターズの攻撃でQB村上(同志社)からRB河原(関大)へのTDパスが通され、7-7で同点に。その後もTDの応酬となり前半は17-17で折り返す。
 後半も前半に引き続く混戦となり、試合終了まで気が抜けない展開となる。終了2分前にはブルースターズ・QB春日井(近大)がWR石井(追手門学大)に40ヤードに渡るTDパスを通し、27-24と逆転するホワイトスターズ。しかし終了9秒前には、RBウォラー(モンタナ大)がダメ押しのランTDを決め逃げ切る。26-31とホワイトスターズの勝利で試合終了した。

 この試合のMVPにはホワイトスターズからRBウォラー(モンタナ大)が、MIPにはブルースターズからQB春日井(近大)が選出された。

 試合終了後、ホワイトスターズ・古橋ヘッドコーチは「日本人選手と外国人選手が仲良くできたことが、最後のプレーに出せた」と話した。春の締めくくりとなる「NEW ERA BOWL」。このあとは秋リーグの開幕を待つのみだ。同ヘッドコーチは「春の各大学のチーム状況を見ていると、リーグは均衡するだろう」と混戦を予想した。