今回の展示は「私の八月十五日の会」によるもの。同会は人類の幸福に関わる普遍的なテーマを絵画的手法で表現することに主眼を置き、平和を希求するメッセージを思想や政治的見地に寄りかからず、発信し続けることを目的に結成された。
 作品展には同会代表の森田拳次さんなど、漫画家ら122名による136点が寄せられた。終戦時の年齢別に4章に分けて展示。漫画家だけでなく、黒柳徹子さん、山田洋次さんなど各界の著名人の作品も。戦争の悲惨さを後世へ伝えるために、個人の戦争体験を漫画や絵画を通してわかりやすく伝えている。
 学生スタッフの北岡江梨さん(立命・3年)は「(作品は)私たちの世代と共通する部分もあるが、実際の体験など相容れない部分も多い。もっと若い方に見て欲しい」と語った。