関大は第1Qから京産大の速攻に遅れをとってリードを許す。京産大の足を止めようと関大も時間を十分に使って攻めようとするが、鍵となるインサイドを支配できない。2メートル16センチを誇る京産大のビッグセンター菅谷にブロックを浴び、リバウンドを取られていく。しかし、関大も強豪を下して決勝へ進出したチーム。主将のSG山花を中心にアウトサイドシュートを打ち反撃を開始する。徐々にリズムを取り戻した関大は京産大と互角の戦いを見せて第1Qを18-21で終える。
 しかし、第2Q以降は力の差がはっきりと現れ始める。高さで劣る関大は素早いパス回しに活路を見いだそうとするが、バイオレーションなどのミスを重ねてチャンスを潰してしまう。関大は失ったボールを今大会の個人賞を総なめにした京産大主将のF濱田に次々と得点され、点差をつけられる。関大もPF阪下、F高橋などの個人技で対抗するが、総合力で上回る京産大に追いつくまではいたらなかった。関大は62-88で敗れ、準優勝に終わった。

 試合後、関大の丸岡監督は「フィジカルで負けてないところもあったが、まだまだ。力の差がある」と渋い表情を見せる一方で、「(今回、決勝戦まで勝ち進み)いい経験になった。(秋リーグで)関西制覇をしたい」と秋での打倒京産大に向けて意欲十分だった。