「らいはいのうた」を歌う参列者の声がバックに流れる中、学生を代表して学友会委員長の上野山晶子さん(同大・文学部4年)らが焼香した。
 続く村永行善事務局長の法話からは「JR福知山線脱線事故で亡くなった福田さんの命を通して、彼だけでなく、すべての犠牲となった107名の方を追悼させていただく。悲しい出来事であり、(私たちは)命のはかなさをしっかりと受け止めないといけない」と無念さが窺われた。
 参加していた男子学生(同大・文学部3年)は「龍谷という縁でつながれた方が亡くなったということで、より身近に死があるということを実感した」と率直な感想を漏らした。
 参加者の一人である讚井亮さん(同大・文学部3年)は「事故から1年が経つが、107名が亡くなられて阿弥陀様の前で、合掌させていただくご縁ができた」としみじみと語った。