調べでは、3人は木戸容疑者のマンション自室で、京都市内の19歳と20歳の女子学生2人を泥酔させ、乱暴した疑い。白井、木戸両容疑者はいずれもレギュラークラスだった。リーグ戦終了後の昨年11月28日に、3容疑者とも部を引退していた。関係者の話では3人とも「非常に真面目だった」という。

 この逮捕を受けて同部は同日、京大で記者会見を開き、水野監督ら関係者3人が、「申し訳ございませんでした」と頭を下げた。水野監督は「言語道断。裏切られた。それが私が一番強く思うところ」と話した。練習の自粛やリーグ戦出場辞退の可能性について、水野監督は「選手に決めさせる」と明言を避けた。また、自身の進退についても辞任を否定した。大学による3容疑者への処分も今後の捜査を見守り判断するという。

 京大アメフット部は1947年に創部し、甲子園ボウルで6度、ライスボウルで4度優勝している名門チーム。96年の甲子園ボウル制覇以降は私大に押され気味で、昨年は3勝4敗で5位の成績だった。