【写真】リーグ2位の打率を記録した中西雄大(9月9日・皇子山球場で 撮影=新貝卓丸)
【11・12月号掲載】【硬式野球】優勝争い絡むも6季連続4位

 硬式野球部は関西学生野球秋季リーグ戦を5勝7敗で終え、6季連続の4位となった。第7節まで優勝の可能性を残したが、同志社大に敗北し4年ぶりのリーグ制覇はならなかった。〈関連記事5面〉

 今季は投打の軸が好調だった。大倉卓也(経済・4年)、中西雄大(法・4年)ら主軸が打線をけん引。チーム打率2割6分4厘はリーグ2位をマークし、打ち勝つ試合が目立った。投げてはエース山口晃(社会・4年)が防御率1.92を記録し、粘りの投球で3勝を挙げた。

 第6節を終えて優勝の可能性が残されたのは首位関大と3位関学大。逆転優勝に望みをつなげるべく第7節の同志社大戦に臨んだ。1勝1敗で迎えた第3戦、三回に2点を先制されるも直後に反撃。四回に1点を返し、五回に中西恵吾(商・3年)、赤川太一(法・3年)の連続適時打で逆転に成功する。しかし勝利が目前に迫った八回、先発の藤井涼介(法・3年)が踏ん張れない。不運な失策で同点とされ続く打者に痛恨の犠飛を浴び逆転負け。優勝を逃した。

 木内祥晴監督は「優勝するのはなかなか難しいね」と悔しさをにじませた。続けて「今季は苦しい時期に4年生が引っ張ってくれた。4年生の残したものを後輩たちが感じ取ってくれれば」と来年以降の奮起に期待した。