シュートを防がれるMF中野(左) (9月4日・西京極総合運動公園 陸上競技場で 撮影=新貝卓丸)
【9・10月号掲載】【サッカー】零封負けで初戦敗退 総理大臣杯

 サッカー部は夏の大学日本一を決める総理大臣杯に2年ぶりに出場し、初戦の2回戦(4日、京都・西京極総合運動公園陸上競技場)で前回王者の明治大と対戦。大学屈指のタレントをそろえる明大の牙城を最後まで崩せず、0—3で敗れた。

 序盤から相手に主導権を握られ、苦戦を強いられる。前半は無失点でしのぐも、後半11分にオウンゴールで失点。その後も立て続けに2点を奪われ一挙に突き放される。結果的にシュート本数は明大の15本に対し、わずか4本。反撃の糸口を見いだせず零封負けを喫した。

 今大会に向け、自陣からじっくりと攻撃を組み立てる戦術に取り組んできた。しかし「プレスが激しくて、自分たちのサッカーをさせてもらえなかった」とMF中野克哉(商・3年)。出足が鋭い相手の守備の前になかなかゴールまで持ち込めない。中野やFW中井栞吏(法・4年)を中心に個人技で打開を試みるが、得点は奪えず。攻守ともに圧倒される完敗だった。

 7月の関西学生選手権決勝では阪南大に2点を先行しながらも、延長戦の末に逆転負け。悔しさを晴らすべく臨んだが、関東の強豪に打ち砕かれた。

 MF山本悠樹(国際・2年)は「個人としてもチームとしても何もできなかった。お手上げだった」と力の差を痛感。続けて「全国で勝つためにはこのレベルに勝てないと駄目。一つ一つのプレーの水準を上げたい」と話した。