【写真】子どもたちと写真を撮る中村さん(本人提供)
【7月号掲載】教育現場巡り世界一周 中村 建二郎さん(経済・4年)

 「世界の多様な価値観に触れてみたい」。昨年4月から1年間、ミャンマーやケニアなどの発展途上国を含む34カ国を巡り、世界を一周した。国際協力機構(JICA)の知り合いを通じ、東南アジアやアフリカの教育機関を訪問。現地の教育現場でさまざまな経験を積んだ。

 きっかけは大学3年の夏にフィリピンを訪れたこと。日中でも街中に子どもがあふれるなど、日本とは違う教育環境に衝撃を受けた。「海外に行って自分の固定観念が崩された。もっとたくさんの国に行って教育の現場を見てみたい」。途上国の学校や教育機関を訪問するために1年間休学し、世界一周の旅に踏み切った。

 小学2年から中学3年まで不登校だった経験を踏まえて、「今後は不登校や引きこもりで苦しむ子どもが生きやすい社会をつくれるよう支援したい」と一般社団法人を設立する予定。不登校の子どもがいる保護者とカウンセラーのマッチングや家庭訪問などをする見込みだ。

 7月には大阪市内で世界一周の経験などを語る講演会を開く。「子どもたちにいろいろな選択肢があることを伝えたい。環境が違えば何か変わることを発信できれば」と力強く語った。