アクロバット力士 

宇良、角界入りへ

関西学院大の相撲部に所属する宇良和輝さん(教育・4年)が3月8日・木瀬部屋に入門した。レスリングの経験を生かした特徴的な相撲スタイルで注目を集めている。

◎アクロバティックな相撲を

宇良さんは身長172センチ、体重107キロと相撲界では小柄だ。「小柄でも活躍できる力士」になることに憧れている。目標は2年で関取になることだ。今後について、「1年目は体重を増量し、基礎の徹底に重点をおく。2年目は技術の習得に専念する」と話す。

2月の記者会見では「2年で関取になることは難しいと思う。しかし、やってみないと分からない」と強気な姿勢で話した。宇良さんの繰り出す「居反(いぞ)り」はレスリングの経験を生かした大技だ。相手の懐に潜り込み、そのまま腰をのけ反らせるようにして相手を倒す。「居反り」は大相撲でも20年間誰も決めていない。

「相撲は自分より大きい人に勝つのが醍醐味。小柄な体でも勝てる相撲を考えた結果、個性的な相撲になってしまった。評価していただけるのは嬉しい」と宇良さん。これからもアクロバティックな相撲のスタイルで戦うという。

◎後輩から見た宇良さん

宇良さんの人柄を語ったのは後輩の古川裕貴さん(人福・1年)と渡辺健弥さん(経済・3年)だ。宇良さんはストイックで真面目な性格だという。他方、後輩への指導も熱心で、親しみやすく慕われている。

◎親方の思いとは

木瀬部屋の木村瀬平親方は宇良さんに対して「スタイルを変えずに頑張ってほしい。いいところを時間をかけて伸ばしていくつもり」と今後の活躍を期待している。

宇良さんは「自分が思っている以上に(周囲が)自分を注目しているので、プレッシャーは感じるが、期待に応えられるように頑張りたい」と意気込みを語った。

宇良さん