奥村さんへ「在学証書」授与
第54回卒業式で
第54回卒業式が3月15日、京女大で行われ、昨年4月25日に発生したJR福知山線脱線事故で犠牲になった奥村容子さん(大史・4)の両親が、土川眞夫学長から「在学証書」を受け取った。【3月15日 京都女子大学藤花通信=UNN】
在学証書は、奥村さんが同大学で学んだ証として授与された。在学期間や取得単位数が書かれており、卒業証書の様式となっている。
高谷辰生学園理事長は卒業生祝辞の中で「奥村さんの願いもしっかり心に留めて」と話し た。式後半、一同は起立して「送別の歌」を歌い、両親は涙を流しながら卒業生らとともに合唱した。
奥村さんの父・恒夫さんは在学証書を手に持ちながら「卒業証書と同じ価値だと思っている。私とあの子にとっての宝物だ」と話した。
式終了後には体育館前で史学科の卒業写真撮影が行われ、両親も同席した。また、奥村さんと同じゼミのメンバーの寄せ写真が記念品として、両親へ渡された。
卒業式について父・恒夫さんは「この子の思い出はここに残るという意味では素晴らしい日だった」と振り返った。しかし事件から約11か月が経った今でも、娘の死は信じられないと話し、「(事故当時と)心境は変わらない」と娘への思いを募らせた。一方、JRに対するコメントの要求には口を濁した。
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