本紙2007年10月号

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 「就活」という言葉に敏感になっていく先輩。「企業研究」「企業訪問」。言葉を重ねていくうちに思い出した。昨年、京女校内で見た光景▽私がその人と出会ったのはちょうどA校舎前だった。スーツのきまった「えっ」と振り返りたくなるような美人。足長。色白。目鼻立ちはっきり。仕事のできそうなキリっとした女性。私は思わずふりかえった。彼女が美人だったから。そして、何よりもガニ股でノッシノッシと歩いていたから▽「百年の恋も一時にさめる」とはこのことをいうのだろうか、と思ってしまった。同時に、母に言われ続けた言葉を思い出した。「そのときだけ取り繕ってもあかん。毎日、きちっとしていなさい」▽どんなに取り繕っていても、ふと素の自分が出るときがある。例えば電車に乗ったとき。気がつくと足が開いている。例えば言葉遣い。敬語がちぐはぐになったり、ごまかして使っていたりする▽私は短大2回生。そろそろ進路を決めていかなければならない頃。「人の振り見て我ふりなおせ」。これも母から教わったこと。大きく進む今だからこそ、身の回りの身近なことから見直していきたい。なんてったって、私もガニ股族なのだから。 

【荒田永利子】 Check

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