【9・10月号】自分たちで設計を 京女とURがコラボ

 「京都女子大学×UR団地リノベーションプロジェクト」(以降京女×UR)が今年も始動した。生活造形学科の学生が有志で参加することができるプロジェクトで団地の一室の間取りから内装までを考え、リノベーションに携わる。
 洛西ニュータウンUR洛西新森団地(京都市西京区)のリノベーション住居3部屋とインテリアコーディネート1部屋を手掛けている。
 参加した佐野優果さん(大造・3年)と奥谷暁李さん(大造・3年)は内窓を中心に家族も部屋もつながるように設計した。今回のコンセプトは「つなぐ内窓」。部屋をつなぎ、部屋だけでなく、家族ともつがれるようにした。
 内装は自分たちが取り入れたいものを出し合った結果、自然の素材を生かした北欧デザイン(スカンディナヴィアスタイル)をモチーフとすることに。2人は「自分たちのデザインを気に入ってくれた人に使ってほしい」と話す。
 同プロジェクトは今年で4回目。高度経済成長以降、日本各地に多く建設されたUR団地は近年、団地の老朽化が進み高齢化や空室化が問題になっている。2011年に生活造形学科の学生が古いワンルームマンションのリノベーションを手掛け、大量の空室を埋めたことがきっかけで2012年にUR都市機構から産学連携の打診があったという。
 担当の井上えり子准教授は「一つの間取りが設計者によって三者三様に変化するところも入居検討者に楽しんでもらいたい。リノベーションでは目に見えて変化のある部分に目が行きやすいが、技術的な課題解決に難しさとやりがいがあり、見どころでもある。表からは見えにくい学生の苦労を入居検討者にぜひ感じ取っていただきたい」と話した。
 完成は10月下旬を予定している。                  【川村嶺実】

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