【11・12月号掲載】京都国立博物館で映像作品上映 映像と連動したファッションショーも

ステージでポーズを決めるモデル(撮影=上田真友子)

 京都国立博物館(東山区)で、生活造形学科・江口淑子准教授のゼミ生と有志の学生らが、3日にプロジェクションマッピングをした。 プロジェクションマッピングで投影された映像と連動させ、 アパレル企画製作部「twinkle」 による ファッションショーも開催。観客は幻想的な世界に目を輝かせた。

 同企画は、学生が主体的に取り組む正課外の活動を支援するプロジェクト「らしつよチャレンジ」の一環。参加した学生らは同博物館で開催中の特別展「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」にちなんだ、「京都、東山、刀、和」などの言葉からイメージを膨らまし、映像を制作した。

 ショーでは、登場する衣装のテーマに添ってゼミ生が制作した映像を背景にモデルがランウェイを歩いた。今回のコレクションのテーマは「拘(こだわり)」。六つのグループが衣装を披露した。古着の着物をリメイクするなど和をモチーフにした衣装が並んだ。twinkle代表の岩本志帆さん(大造・2年)は「体育館での舞台と違い、空間の使い方を考えることに苦労した」と語る。

壁面に投影された映像(撮影=上田真友子)

個性あふれる映像を投影

 映像は、同博物館にある平成知新館の壁面に投影。刀をもったキャラクターが次々と敵を倒していくアニメーション仕立てのものや、水の中にインクを落とし、沈んでいく様子を映像にしたものなど個性あふれる作品が並んだ。映像だけでなく、BGMも作ったという。

 公演2日前には映像のみ、前日にはファッションショーと合わせてリハーサルを行った。リハーサルではうまく上映できず、本番の直前まで調整に時間をかけた。

 「艶」という言葉をテーマに映像を制作した中村美晴さん(大造・3年)は、「映像制作の経験が少なく、ソフトウエアの扱いが難しかった。作品のテーマがなかなか決まらず苦労した」と話す。1分の動画でも、制作に1週間程度かかったという。

 中村さんとともに映像を制作した北野奈々さん(大造・3年)は、「らしつよチャレンジの一環でなければ、(博物館のような)大きい舞台でできなかった。貴重な体験になった」と振り返る。当日の来場者は宣伝効果もあり7000人を越えた。【上田真友子】

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