同志社、首位返り咲き
関西学生サッカー前期リーグ第10節 立命のFW坂本が初ゴール(6月30日)

 関西学生サッカー前期リーグ第10節が6月27、28日に山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場ほかで行われた。同志社はびわこ成蹊大に競り勝ち、首位の座を再び奪回。立命は野洲高出身のFW坂本の初ゴールなどで大産大に快勝した。関学は首位の桃山学大に勝利し、関大は阪南大と引き分けた。【6月30日 UNN】

【写真】先制点を奪い、喜ぶ同志社の市川(6月28日・山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場、撮影=阪西直登)

○同志社、首位に返り咲く 同志社2−1びわこ成蹊大 勝ち点16→19(3→1位)

 びわこ成蹊大に競り勝ち、再び首位の座へ。「手応えを感じている」と望月監督も苦しい試合を制したチームをたたえた。

 先制したのは同志社。前半6分に左サイドのDF林から先制点が生まれる。林がグラウンダーのパスをゴール前に入れるとFW市川がピタリと合わせた。早い時間帯に先制したが、その後は同志社、びわこ成蹊大共に一進一退の攻防。目まぐるしく攻守が入れ替わり、どちらも決定的な場面を作った。「動きは良かった」と望月監督も驚くほどのハイペースで進む。

 後半7分に守備陣が崩され、同点に追いつかれるも、同志社はあわてなかった。同21分にFW角島のシュートをGKが弾いたところにMF北森が押し込み、勝ち越しに成功。終盤は疲れも見えたが、「集中が切れないように声を出した」と話したGK川原を中心に反撃を抑えた。

 首位で前期の最終節を迎えるが、「目の前の試合を大切にしたい」と望月監督。首位は意識せず、最終節の勝利だけを見据えていた。


○新星の初ゴール。立命が3−0で快勝 立命3−0大産大 勝ち点13→16(5→5位)
【写真】リーグ戦初ゴール。こぼれ球を押し込んだ立命の坂本(6月27日・大阪長居第2陸上競技場、撮影=諸井優祐)

 期待の新星、野洲高出身のストライカー坂本がリーグ戦出場2試合目で待望の初ゴールを決めた。前半12分、セットプレーを得ると早いリスタートからゴール前に運び、FW藤田がシュート。相手GKが弾いたボールをゴール前に詰めていた坂本が押し込んだ。

 野洲高時代には2年生の頃から背番号10を背負い、高校サッカー界屈指のストライカーとしてその名をとどろかせた坂本だが、前節までは出場機会に恵まれなかった。「(ゴールを決めると)テンションが上がってくるというか、乗ってきますね」と話す坂本。大学サッカーについてフィジカルやスピードの面でレベルの違いを感じるというが、乗ってきた坂本の今後の活躍に注目が集まる。

 試合は後半12分にCKからゴール前混戦の中、藤田が決めて追加点をあげた。さらに28分にはMF加藤が2試合連続のゴールを決め駄目押し。敗戦した前節から一転、3−0で大産大に快勝した。この勢いで最終節も白星で飾る。


○関学、村井が大活躍見せる 関学4−0桃山学大 勝ち点15→18(4→2位)
【写真】2ゴール1アシスト。大活躍した関学の村井

 2ゴール1アシスト。FW村井の活躍が関学にリーグ戦3試合ぶりの勝利をもたらした。

 1点をリードし迎えた後半29分、MF津田がパスカットしたボールが村井へと渡る。村井はそのままドリブルでディフェンスをかわし、左足を振り抜いた。2−0。関学がリードを広げる。41分には村井がゴール前にボールを入れ、MF村上のゴールを演出。さらに43分、村井が右サイドからドリブルで切れ込み、ダメ押しとなる4点目を決めた。

 終わってみれば、首位・桃山学大に4−0で快勝。村井は自身の2ゴールに「たまたまです」と謙そんするも、「来週に向けていい弾みとなった」と最終節に向け手応えを口にした。

 最終節は伝統ある関関戦。「相手に胸を借りるつもりで、チャレンジャー精神を持って(試合に)臨みたい」(ゲームキャプテン志田野)。勝てば首位となれる可能性が残っているだけに、自然と選手の言葉にも熱がこもる。関学の集客試合でもある最終節、関学イレブンが勝利で観客を魅了する。


○関大、追いつかれドロー 関大1−1阪南大 勝ち点17→18(2→3位)
【写真】後半19分、同点に追いつかれた関大(いずれも6月28日・大阪長居第2陸上競技場、撮影=寺島琴美)

 前節の快勝はどこへやら。「行き切れない甘さや色々な甘さが所々で出た試合」(島岡監督)となった。先手を打ったのはFW金園。前半25分、DF岡崎のスルーパスに合わせ先制点をあげる。アグレッシブな攻撃を仕掛けるが、その後回ってきたチャンスを決め切れず。後半19分には阪南大に同点ゴールを許す。本来の動きが出来ないまま引き分けを告げるホイッスルが響いた。

 「点を取られてからはプレーに積極性がなく、守備にまわってる分、精神的にも体力的にも厳しかった」とDF清水主将。次節は前期最終試合、伝統のある関関戦という最高の舞台。大学あげての試合となる。前期1位で折り返しを図る関大、会場に感動の渦を巻き起こせるか。


●関西学生サッカー前期リーグ第10節(6月27、28日・山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場ほか)

同志社 2 1−0 1 びわこ成蹊大
      1−1
【同志社】市川(前半6分)、北森(後半21分)
【びわこ成蹊大】澤西(後半7分)

立 命 3 1−0 0 大産大
      2−0
【立 命】坂本(前半12分)、藤田(後半12分)、加藤(後半28分)
【大産大】

関 学 4 1−0 0 桃山学大
      3−0
【関 学】志田野(前半25分)、村井(後半29、42分)、村上(後半41分)
【桃山学大】

関 大 1 1−0 1 阪南大
      0−1
【関 大】金園(前半23分)
【阪南大】永岩(後半19分)
【同志社=阪西直登、立命=森井亜由美、関学=寺島琴美、関大=西田真生】
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