男子棒高跳・関学荻田初の表彰台にも笑顔なし 
陸上・日本選手権3日目

 第93回日本陸上競技選手権大会3日目が6月27日、広島広域公園陸上競技場で行われた。男子では棒高跳に出場した関学4年の荻田大樹は5メートル40で3位、三段跳の花谷昴(阪大・4年)は15メートル74で8位に入賞した。女子5000メートルでは、7月に行われるユニバーシアード代表の小島一恵(立命・4年)が15分56秒04で11位にだった。【6月27日 UNN】

【写真】5メートル50に挑戦する男子棒高跳の関学・荻田。(6月27日・広島広域公園陸上競技場で、撮影=伊崎春樹)

○初の表彰台にも笑顔なし 男子棒高跳・荻田
 男子棒高跳の荻田は5メートル30を1回目で、5メートル40を2回目でクリアした後、5メートル50に挑戦した。先月の大阪国際では5メートル55を成功している荻田だったが、2回連続で失敗。最後の跳躍は、5メートル55にバーを上げ、逆転を狙ったが届かず。3位で競技を終えた。
 優勝は世界選手権参加A標準記録となる5メートル70をクリアした澤野大地(千葉陸協)。2位には荻田のライバルで5メートル50を跳んだ鈴木崇文(東海大・4年)が入った。
 昨年の日本選手権では5位。初めて上った表彰台にも荻田は「僕の負けです」と笑顔は見せなかった。調子は良かったものの、最後まで跳躍が修正しきれなかったことを悔やんだ。「(来月のユニバーシアードでは)とりあえず日本選手権の分までしっかり跳んで、メダルを狙います」と話して競技場を後にした。

【写真】男子三段跳。15メートル74をマークした阪大・花谷の3回目。(6月27日・広島広域公園陸上競技場で、撮影=伊崎春樹)

○ケガにも負けず、8位入賞 男子三段跳・花谷
 今年度の日本ランキングで3位につけていた三段跳の花谷は、3回目の跳躍で15メートル74(追い風0.6メートル)をマーク。8位でベスト8にすべり込んだ。しかし、4回目以降の跳躍はすべてファール。スピードに乗り、ストライドが伸びたことで足が合わなくなった。助走距離を伸ばした6回目の跳躍は「完ぺきだと思った」と自賛する出来。だが、わずかに踏み切り板を越え、ファールを告げる赤旗が上がった。
 今大会の4日前に左のふくらはぎを痛めていたという花谷。直前の故障にも「調子はよかった。(痛めている足の)痛みは気にならなかった」。満足に調整が出来なかった状態で迎えた大舞台にも、気後れはしなかった。3回目の跳躍が終わった時点で、8位の花谷から1位までが62センチ差。ベストを出せば一躍トップという場面で「出たからには、(上位を)狙っていた」と花谷。惜しくも逆転はならなかったが、気持ちでは誰にも負けていなかった。
 2週間前の日本学生個人選手権を欠場し、日本選手権に照準を合わせてきたが、思い通りの結果が残せなかった。学生として最後のシーズン。「全カレ(全日本インカレ)は絶対に優勝します」と力強く宣言した。

○トラックでも奮闘みせる加盟大勢
 女子5000メートルの小島は、前半から先頭集団についていけず、苦しいレース展開となった。だが、粘りのある走りで先頭から脱落した選手を次々にかわし、20選手中11位でゴール。出場した学生の中ではトップの成績だった。
 来月のユニバーシアード女子5000メートルで2大会連続の代表に選ばれている小島は「メダルを取りたい。自己ベストを目指します」と話した。
 男子100メートルに出場した立命2年の小谷優介は予選1組で10秒36(追い風1.8メートル)の好記録で28日の準決勝に進出。女子七種競技の神田早妃(関大・1年)は前半4種目(100メートル障害、走高跳、砲丸投、200メートル)を終えて、3026点を獲得し総合5位につけている。



●第93回日本陸上競技選手権大会3日目(6月27日、広島広域公園陸上競技場・加盟大関係分決勝種目のみ)
男子
棒高跳
荻田大樹(関学・4年)  5メートル40 3位
菅原大我(関大・4年)  5メートル  12位
多田幸平(同志社・3年) 5メートル  18位
※同記録での順位は失敗した試技数の差
三段跳
花谷昴(阪大・4年) 15メートル74(追い風0.6メートル) 8位

女子
5000メートル
小島一恵(立命・4年) 15分56秒04 11位


【伊崎春樹】
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