発生から15年を迎えた阪神・淡路大震災を多くの人に知ってもらうため、兵庫を中心とした関西圏の学生らが「シンサイミライノハナ」プロジェクトとして活動している。震災に対するメッセージを書いてもらった黄色い紙の花びらで約2万本の花のオブジェを作り、神戸の街中に咲かせる計画だ。【1月9日 UNN】
同プロジェクトは、神戸芸工大の卒業生でデザイナーの西川亮さんと萩原盛之さんが企画。昨年11月に立ち上がり、関学、神戸大など9大学で約30人の学生らが関わっている。
昨年12月からは神戸市内に事務所を構え、学生らが日替わりで制作にあたっている。メッセージが書かれた花びら5枚をつなぎ合わせ、1つの花にする作業。目標は2万本。すべて咲かせるには、10万人からのメッセージとぼう大な労力が必要だ。
きっかけは昨年6月、神戸大で行われた「震災×未来=?」プロジェクト。俳優の森山未來さん出演のドキュメント「未来は今」の上映会で、来場者が短冊に書いた震災へのメッセージを木のオブジェに貼り付け、「シンサイミライノキ」として展示したことだった。「未来につなげて一緒に考えよう」という思いが込められた。
「メッセージは紙だけだが、花にしたほうが与える印象が違う。いろんな人が読みやすいようにしたい」と考えた西川さん。「ミライノハナ」は、10月に関学で行われた上映会の際に初めて作成した。来場者にメッセージを書いてもらい、多くの花を咲かせた。「震災」に対する先入観を和らげ、多くの人が関わりやすいようにと、「ミライノキ」に続きカタカナの名前にした。
神戸市内の小中学校に花びらを送り、震災を経験したことがない生徒らからメッセージを集めている平井祥二郎さん(神戸大・M1)は、「(プロジェクトを通じ)人をつなげる機会にしたい」と話す。
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【写真】震災へのメッセージを書き込む来場者。奥は萩原さん(1月9日・西宮市役所東館で 撮影=伊崎春樹)
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9日からは街頭や震災に関するイベントでメッセージを集めている。11日までは、西宮市役所で行われるカレンダー市(日本災害救援ボランティアネットワーク主催)、12日から14日までの午前11時〜午後2時の間は神戸国際会館の階段広場で。8日現在で集まったメッセージは約1500枚だという。
出来上がった花を街頭に飾るのは、各地で追悼行事などが行われる15日から17日まで。東遊園地などを中心とした三宮周辺、みなとのもり公園、元町や南京町などにも花を置き、メッセージも募る。また、当日のボランティアスタッフも募集している。詳しくは西川さん(info@ryonishikawa.com)まで。