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神戸大工学研究科の学生らで作る震災聞き語り調査会は1月16日、六甲台キャンパス慰霊碑前で、44本の竹灯篭(とうろう)に火を灯し、神戸大の震災犠牲者44名(学生、教職員、旧神戸商船大含む)の追悼を行った。同調査会は、震災の起きた早朝5時46分までろうそくの火を見守り続けた。【1月17日 神戸大NEWS NET=UNN】
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【写真】竹灯籠に点火する調査会のメンバーら(1月16日・神戸大六甲台キャンパス震災慰霊碑前、撮影=江田慎平)
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44本の竹灯篭に、ろうそくの温かい光が灯る。真っ暗なキャンパスに、慰霊碑の姿がぼんやりと浮かび上がった。
これは、震災遺族の話を記録し伝えていく同調査会が2000年から始めたもので、今年で10年目を迎える。同調査会は工学研究科の塩崎・北後研究室の4年生・修士1年生ら15名で作られている。
44本の竹灯篭は44人の神戸大犠牲者を表し、「1.17」の形に並べられ点灯。「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)のガス灯「1・17希望の灯り」の火を使っている。震災の起きた早朝5時46分までその火が消えないよう見守り続ける。
代表の三田博貴さん(工学研究科・M1)は震災当時、小学2年生。加古川市に住んでいた。親戚が亡くなったりしたわけではないが、食器がすべて割れ、固定されていないタンスも倒れてきた。「衝撃的だった。今でも覚えている」。
震災15年目は、代表として悩み抜いた1年間だった。昨年の聞き語り件数は3件。聞き語りに応じてくれる遺族の数が少なくなるにつれ、「僕らに伝える意味はあるんだろうか」という疑問に常に駆られるようになった。今もまだ確かな答えはないが、「僕らは遺族の話を聞いてすごく学ぶことが多い。後輩たちにも震災の記憶は伝 わっている」ことが大事なのだと思い始めたという。「これからも後輩たちに続けていってもらえれば」。後輩たちに思いは託した。
三木さんの後輩にあたる大野泰嗣さん(工・4年)は「単発じゃなくて、続けて行くことが(震災を)知ってもらうことにつながる」と話した。震災の記憶をつむいでいく。後輩たちはその思いをしっかりと受け継いでいる。
【深江友樹、田村尚紀】
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