夜回り先生、千里山で講演
関大 大麻密売事件受けて

 若者の非行を防止するため夜の繁華街を巡回することから「夜回り先生」として知られている水谷修さんが12月2日、関大千里山キャンパスで薬物依存の危険性を来場者に訴えた。【12月2日 関西大学タイムス=UNN】

【写真】[薬物乱用は社会の問題だ」と訴える水谷さん(12月2日・関大千里山キャンパス、撮影=西田健悟)

 今回の講演会は5月にわかった学内での大麻密売事件を受け、関大の再発防止活動の一環として行われた。水谷さんは7月にも同大で講演しており、9月に客員教授に就任してからは初の講演となる。

 講演で水谷さんは「薬物は恐ろしい。脳や神経系を壊す」と話し、若者への不法薬物の蔓延を防ぐ取り組みを始めたきっかけである、約17年前に相談に訪れた薬物依存の若者を助けられなかった話を披露。「薬物を使用する人への偏見が世間にあるが、人間関係を薬物でしか作れない人がいる。薬物乱用は社会の問題だ」と来場者に訴えた。

 また、水谷さんは大麻を所持していた学生を大学が退学処分にすることについて「(所持者を)もう一度見直す機会を設けてはどうか」と提案した。

 講演を終えて水谷さんは関西大学タイムスの取材に対して「大麻はファッションドラッグ。覚せい剤などの『本物のドラッグ』の一歩手前として(使用者に)捉えられている。(薬物使用の)始まりにすぎない。それを止めないといけない」と話した。
【西田健悟】
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