京大新総長に松本紘副学長
10代続く連続理系総長、誕生へ

 京大の尾池和夫総長が今年10月、任期満了するにあたり、第25代総長に現副学長の松本紘氏が就任することが5月23日に決まった。任期は10月1日から6年間。【5月23日 京都大学EXPRESS=UNN】

【写真】新総長に選考され記者会見を行っている松本紘・現副学長(5月23日・京大本部、撮影=岩本洋一)

 松本氏は1965年に京大工学部を卒業後、工学研究科に進み博士課程を終える。その後、工学部付属電離層研究施設助教授、宙空電波研究センター長、生存権研究所所長などを経て、現在の京大理事、副学長に就任。専門は宇宙プラズマ物理学、電波工学、エネルギー工学。

 総長選考は学内での投票と面談等により審査されている。学内投票では予備投票、意向投票、決選投票が行われた。決選投票の得票率は67.71%、松本氏は次点の医科学研究科・成宮周教授を224票上回る829票を獲得した。

 就任に伴い、松本氏は「京大の自由な学風を引き継ぎ、時風に流されない京大らしい研究を進めていく。(学生に対して)自分の心に大志を抱き、自分がやりたいと思ったその道を貫いてほしい」と話した。

 今回、松本氏が新総長に選考されたことで、1957年以来続く理系総長の誕生となった。最後の文系総長は、昭和8年に京都帝国大学時代に発生した思想弾圧事件の「滝川事件」で有名な法学部の滝川幸辰・名誉教授。
【原尚吾】
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