縄文時代 遺跡発掘

 

 文学部の矢野健一教授(考古学)のゼミが、遺跡の発掘調査で見つけた遺物をその場でアート作品の一部として展示するイベント「芸術と考古学『time,timer,timest—夏休みの遺跡—』」を8月25日〜31日に開催した。8月9〜31日にかけて行われた縄文時代の遺跡とされる杉沢遺跡(滋賀県米原市)での発掘調査の成果を展示。アートを通して考古学を身近に感じてもらうことが狙いだ。

 美術家の横谷奈歩さんと協力し遺物が地中に埋まっていた様子を再現。発掘した遺物を利用し、来場者に発掘状況を解説した。

 杉沢遺跡では2011年から矢野教授を中心に立命館大が発掘調査を開始。今回は土器片や柱の跡と思われるものを確認した。

 調査に参加したゼミ生の小野大輔さん(文・3年)は「発掘の経験を積み、有意義なものになった」と振り返った。【西久保明音】

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