学生 児童とキャンプ

 

 復興支援学生団体「そよ風届け隊」が学習支援団体「Apolon」と連携し、8月3、4日に福島県楢葉町で小学生を対象とするふるさと活性化企画「めちゃめちゃよくばりキャンプ」(めちゃキャン)を開催した。2回目となる今回は地元の企業を訪れる仕事体験や夏休みの宿題を進める勉強会などを行った。

 目玉企画は「ならはお仕事探検隊」。参加者の子どもたちは四つの班に分かれて書店、自転車旅行者向けの休憩施設、老人ホーム、スポーツ施設を訪問。施設内の見学や仕事の体験をした。

 スポーツ施設ではドローン撮影をしたり老人ホームでは介護用の特殊浴槽を見せてもらったりして、子どもたちは満足な様子だった。

 準備を担当したそよ風届け隊の代表、吉村大樹さん(法・2年)は「町の大人と子どもが交流するきっかけをつくれた」と話す一方、「大人と連絡を取り合う際の礼儀やマナーが難しかった」とも。子どもたちが予想以上に真剣に企画に取り組む姿を見て苦労が報われたという。

 「来年度の開催は未定だが気持ちとしては動き出している」と熱く語る吉村さん。そよ風届け隊は楢葉町の人々をつなぐ懸け橋として活動を続けていく。【二宮聡子】

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