投打好調も 優勝ならず

初節勝ち点逃す

 主将の早田(産社・4年)は今季を振り返り、「練習でやってきたことは間違っていなかったが、優勝を逃したのは練習の成果を出し切ることができなかったから」と悔しさをにじませる。

 春季リーグ初戦の4月1日、近畿大との1回戦。先発の東(文・4年)は本塁打での1失点に抑えるも、打線が振るわず黒星スタート。接戦となった2回戦を勝利し、なんとか持ち込んだ3回戦。近大に5点のリードを許し、九回裏を迎えた。1点を返してなお好機を広げるも、打球が走者に当たり守備妨害で試合終了。副将の脇屋(産社・4年)は「ここからは予断を許さない状況だ」と次節からの奮起を誓ったが、初節で勝ち点を逃したことが痛手になった。

 

投手陣の活躍

 エースの東が第6節1回戦で、昨秋の王者関西大を相手にリーグ戦初となる2度目のノーヒットノーラン達成。さらに先発全員から計17個もの三振を奪い、自己最速の152㌔も記録する。東は今季、リーグ戦トップタイの5勝を挙げ、防御率はリーグ2位の0・47。チェンジアップを有効に使い、三振の山を築いた。「今までの中で最も納得のいくシーズンだった」と振り返る。

 2戦目の先発を任された山上(産社・3年)も、防御率1・40でリーグ3位。持ち球のスプリットとストレートで相手を翻弄した。リリーフで5試合に登板した福島(法・2年)は156㌔を計測し、自己最速の記録を更新。鉄壁の投手陣を誇った。

 けがで離脱中の戦力も秋には戻り、競争は激化する。後藤監督は「故障していた選手たちが手ぐすね引いて待っているので楽しみ」と期待を寄せた。

 

打率・得点首位

 打率は2割5分7厘で、1厘の僅差ながらも近大を上回りリーグトップ。総得点も55点で、リーグ2位の関大に10点近く差をつけ堂々の1位で終えた。チームの中で最も高い打率3割6分2厘を残したのは脇屋。持ち前の選球眼で11の四死球を選んだ。また、圧倒的な出塁率を誇り、打線をつなぐことで攻撃の要としてチームに貢献した。

 ベストナインに選ばれた栃尾(文・3年)も、2試合での本塁打も含め長打力が光った。同じくベストナイン選出の大谷(産社・4年)、10打点を挙げる活躍を見せた辰己(産社・3年)もそれぞれリーグトップの6盗塁を記録。打撃に加えて機動力も使い、好機を広げた。秋季大会では初戦から打線の持つ攻撃力を発揮できるかどうかが鍵を握る。    【山本穂波】

関大戦を先発で投球する東(5月5日・同上 撮影=山本穂波)

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