【野球】4連覇の壁 厚く

 関西学生野球秋季リーグ戦は10月24日、立命館大が同率首位で並んだ関西大との優勝決定戦に8―3で敗北し優勝を逃した。優勝すれば、2016年春から11年秋にかけて同志社大が達成して以来となる5年ぶりの4連覇だったが、あと一歩及ばなかった。      

 「残念です。目の前で胴上げされるのは一番嫌だった」。優勝決定戦終了後に後藤昇監督は語った。   
 
 最終節の立同戦で、2勝1敗で同志社に勝ち越し、優勝に望みをつないだ。初戦を落とし、負ければ同志社の優勝が決まる状態での2連勝。3回戦では、両チーム無得点で迎えた延長10回裏、早田(産社・3年)の犠飛で劇的なサヨナラ勝利を収め、優勝への流れをつかんだかに見えた。
 
 しかし、4連覇にはあと一歩及ばなかった。主将の高島(産社・4年)は「集中力はあったが、良い結果に転ばなかった。これで終わりかと思うと寂しい」と悔しさをにじませた。
 
 最終節の3連戦の影響もあり、選手に疲れが見えていた。3回に先発黒田(文・2年)の暴投で先制を許すと、4回にはリリーフの岡本(産社・2年)が3点を献上。失策も重なり関大打線の勢いを止められず、自慢の投手陣が試合を作ることができなかった。打線は池内(法・4年)が右前適時打を放つなど奮闘するも、3得点に終わった。「序盤から点を取られ相手のペースになったのが敗因。巻き返すのに時間がかかり、その間に試合が終わってしまった」と高島は振り返る。
 
 4連覇を逃した今季だが、1年生の起用が見られた。投手では福島(法)が第6節の関大戦でデビュー。150㌔超の直球を武器に投手陣に割って入る。野手では大坂(産社)が第1節から出場を重ね、終盤にはスターティングメンバーに名を連ねた。「負けた悔しさは後輩がバネにして、絶対負けないチームを作ってほしい」と高島も期待を寄せる。高島をはじめ、池内、堂(文・4年)らの中心選手が抜ける来季は下級生の飛躍に期待がかかる。
 
 敗北の悔しさは勝利でしか晴らせない。立命が来季の王座奪還を誓う。
       

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