総来館者数100万人突破

 立命館大学国際平和ミュージアム(京都市北区)が8月3日に総来館者数が100万人を超えた。本学の「平和と民主主義」の教学理念を具現化する教育・研究機関として1992年5月19日に開館。開館25年目での達成となった。
 立命館大学国際平和ミュージアムオフィス職員の片岡明さんは「大変うれしい。ようやくここまで来たなという感じ」と語った。100万人目の来館者は京都市右京区御室児童館の児童だった。
 館内には「みて・かんじて・かんがえて・その一歩をふみだそう」をコンセプトに、実物資料650点、写真資料550点を展示。実物資料は戦時中に使用された武器や爆弾だけでなく、生活用品なども展示され、当時の状況を詳しく知ることができる。他にも映像資料、戦時中の町屋の復元、シアターなどが設置されている。
 毎年本学の学生以外にも、修学旅行生や外国人観光客が来館する。戦争などの大きなテーマから身近に感じる格差や貧困といったテーマまで、イメージとして捉えにくい「平和」をさまざまな観点から分かりやすく発信している。修学旅行生をはじめ、子どもにも理解してもらえるように、展示物は刺激的な描写をできるだけ避けている。また2階には館内を案内する学生スタッフを配置した。片岡さんは「ミュージアムには堅苦しいイメージがあると思うが、いつでも、誰でも、気軽に来館してほしい」と話す。

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100万人達成セレモニーの様子(提供=立命館大学国際平和ミュージアム)

 ミニ企画展示では、平和に関するテーマで学生を中心に展示物を募集している。過去には「ポストカード・インパクト」と題して近代期に描かれた絵はがき100点を展示し、歴史の変遷を紹介した。「さまざまな表現で平和を訴えてもらえたら」と片岡さんは話した。
 多様なアプローチで平和のために行動できるきっかけをつくっていくという。「多くの人にミュージアムへ来てもらいたい」。今後は平和教育・研究を行う上での拠点として活用されるミュージアムを目指す。ストーリーを持たせた分かりやすい展示へのリニューアルも現在検討中だ。ミュージアムが平和を考える手助けをする。 

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