等持院執事 「周辺環境悪化した」

 衣笠地区には住宅や寺社などの木造建築が点在し火災に弱い。現在、等持院西側の私道が喫煙スポットとなっており、去年の4月からタバコを吸う学生が増加している。等持院の栂承俊(とが・じょうしゅん)執事は危機感を覚え、近隣の寺院と協力して喫煙マナーの悪い学生に注意を促している。口頭での注意、大学から提供された携帯灰皿の配布を行っている。また、態度が悪く「逆ギレ」する学生に対しては学生証番号を提示させ、大学に逐一報告している。最近では私有地の目立った場所での喫煙は減ったものの、等持院の墓地内などで喫煙する「隠れ喫煙」が常習化し、「禁煙化前と比較して状況は悪化した」と話す。     また、同氏は禁煙政策が徹底されていないと話す。職員による清掃作業や見回りなども学外に向けてのパフォーマンスの場になっていると指摘。また学生への喫煙マナーの周知徹底も不十分だ。現状の禁煙政策は不完全だとして大学側に分煙案を提言したものの返答は「禁煙から分煙に後戻りはできない」。一度掲げた看板を下ろすまいとする大学のプライドが隠れ喫煙の煙のように見え隠れし、全国でも例の少ない学内禁煙のアピールに終始している印象を受ける。「このままでは学生も被害者。かわいそうだ」と行き場を失った喫煙者を憂いた。  地域の理解なくして禁煙政策を推進するのは困難だ。「大学には過去の政策(禁煙化)にとらわれず柔軟な対応をしてほしい。そのためには協力を惜しまない」とエールを送った。

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