「喫煙シェルター 復活してほしい」

「休み時間になるとここに吸いに来る。多い時は20人ぐらい居ますね」。存心館の裏手、興学館前でたばこを吸う学生が言う。山と校舎に挟まれた「穴場」だ。喫煙シェルターが閉鎖されて以降、ここで吸う学生が増えたという。  「喫煙スポット」は興学館前にとどまらない。産業社会学部の校舎である以学館の非常階段は、シェルター撤廃前からたばこを吸う学生が散見されていた。全面禁煙施行後、その数はさらに増えた。階段の踊り場には、吸い殻が散らばっている。喫煙マナーの向上を呼びかけるのぼりには、「根性焼き」のいたずらも見られた。  「(非常階段は日差しが射すので)夏になるとここへ出て吸うのもつらい。シェルターを復活してほしい」。シェルター内は空調を完備しているため、心地よくたばこを吸える。そう話す産社の学生は、未だ取り壊されていない喫煙シェルターの再開放を望む。 ◎指針も効果薄か  大学側は「キャンパス全面禁煙に向けた指針」(2008年4月策定)で、「受動喫煙による健康被害から非喫煙者を守る」、「喫煙者の禁煙を支援する」ことを取り組みとして明記している。大学ホームページ上では、喫煙による健康被害についての啓発も行っている。ところが本紙4月号で実施した学内アンケートでは、「全面禁煙施行後はたばこをやめる」と答えた学生は1人もおらず、キャンパスでたばこを吸う学生数も依然として減らない。さらに喫煙シェルターの閉鎖で、受動喫煙の危険は以前より増した。  「喫煙スポット」で吸い殻を拾い集めていた大学清掃員は、「分煙のままでよかった。ポイ捨てされる吸いがらの数は以前より増えた」と話し、大学の施策を批判した。

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