犠牲者に在学証書
近大卒業式で両親へ

 近大の平成18年度卒業式が3月20日に行われ、JR福知山脱線事故で犠牲のなった近大の学生3人のうち、今年卒業するはずだった下浦善弘さん(法学部・当時3年)と木下和哉さん(理工学部・当時3年)に在学証書が授与された。【3月20日 UNN】

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(写真=遺影と在学証書を胸に卒業生謝辞を聞く下浦さんの両親)

式には下浦さんの両親が遺影を抱いて出席。名前が呼ばれると、両親は遺影と共に壇上へ上がった。畑博行学長が「あなたを忘れず大惨事を風化させない誓いのもと、学園でともに生きた証しとして贈ります」と読み上げ、在学証書が手渡された。父邦弘さんは「善弘も今日たくさんの友達にお会いすることができ、友達が巣立ったのを確認できて大変喜んでいると思います」と話した。下浦さんは資格試験を目指すなど、勉強熱心だったという。
 木下さんの遺族は出席できなかったが、在学証書は後日届けられる。木下さんが在籍していたボート部主将で同学年の岩永大さんは「木下の存在は大きかった。でも、いなくなってからの方が大きくなった。在学証書ではなく卒業証書をもらってほしかった」と話した。4月に墓参りに行く予定だという。