同志社は、JR福知山線脱線事故と磐越道バス横転事故で亡くなった学生を追悼する礼拝行事を、脱線事故から丸1年になる4月25日に行う。同大学のホームページ上で発表した。【3月28日 同志社大学PRESS=UNN】
京田辺キャンパスでは昼休みの午後0時25分から1時10分までメディテーションアワーと追悼礼拝を、今出川キャンパスでは午後6時5分から開かれる。場所は、京田辺はラ−ネッド記念図書館前の青空チャペル、今出川は同志社礼拝堂。
脱線事故では同志社生3人と同志社女大大学院生1人、バス横転事故では同志社生が1人亡くなっている。
第54回卒業式が3月15日、京女大で行われ、昨年4月25日に発生したJR福知山線脱線事故で犠牲になった奥村容子さん(大史・4)の両親が、土川学長から「在学証書」を受け取った。【3月15日 京都女子大学藤花通信=UNN】

(写真=「在学証書」と容子さんの遺影を手に史学科卒業生と共に写真撮影する奥村さんの両親 3月15日・京女大で)
在学証書は、奥村さんが同大学で学んだ証として授与された。在学期間や取得単位数が書かれており、卒業証書の様式となっている。
学園理事長は卒業生祝辞の中で「奥村さんの願いもしっかり心に留めて」と話した。式後半、一同は起立して「送別の歌」を歌い、両親は涙を流しながら卒業生らとともに合唱した。
奥村さんの父・恒夫さんは在学証書を手に持ちながら「卒業証書と同じ価値だと思っている。私とあの子にとっての宝物だ」と話した。
式終了後には体育館前で史学科の卒業写真撮影が行われ、両親も同席した。また、奥村さんと同じゼミのメンバーの寄せ写真が記念品として、両親へ渡された。
卒業式について父・恒夫さんは「この子の思い出はここに残るという意味では素晴らしい日だっ た」と振り返った。しかし事件から約11か月が経った今でも、娘の死は信じられないと話し、「(事故当時と)心境は変わらない」と娘への思いを募らせた。一方、JRに対するコメントの要求には口を濁した。