JR福知山線脱線事故で、犠牲になった上田昌毅さん(大阪電通大短大・1年)と篠原拓也さん(大阪電通大・1年)の追悼植樹式が、2人が通っていた大阪電通大で2月26日に行われた。【2月26日 UNN】

(写真=クロマメモチに土をかぶせる友人ら)
元場俊雄学長の挨拶から始まり、2人の両親からの申し出により今回の追悼植樹式を行うことになり、大学がすぐに同意したという経緯を話した。「それぞれの学問を身に付けるために通っていた学生たちが痛ましい事故に遭い、中断を余儀なくされることは大変悔しい」と出席した家族に向かい言葉を述べた。
場所を中庭噴水に移し、植樹を行った。植樹した木は、クロマメモチの木で毎年小さな実をつける。側に大学が建てた石碑には、技術者の印の一人一人のよりどころになるようにという願いを込めて、「いのちの火」と刻まれた。追悼植樹式に出席した人たちは、家族が木に土をかぶせた後に名前を呼ばれ列を作り、土をかぶせた。植樹を終えた後に、全員が木に向かい黙とうした。
追悼植樹式後、上田昌毅さんの父、弘志さんは植樹した木を見上げながら「思ったよりスマートな木だ。静かな優しい木ですね」と述べた後、「大地に根を張り、子供の代わりにゆっくりと長く育って欲しい。焦らずゆっくり将来に向けて安全なものを開発して欲しい」と、クロマメモチの木に対する思いや子供と同じ大学に通う学生達に向けて話しつつ涙を見せた。
上田さん、篠原さんの家族は、午後からJR福知山線脱線事故の現場を訪れ、大学に植樹したことを報告に訪れた。