福田さん偲び追悼植樹 JR福知山線脱線事故

 関大でただ一人、JR福知山線脱線事故の犠牲者となった福田佳奈さん(総情・2年)の追悼植樹式が12月14日、関大高槻キャンパスで行われた。約50人の学生と福田さんの両親が見守る中、福田さんが参加していた軽音楽サークル「Banditz」の元代表、吉森千晶さん(総情・3年)らが源平桃の植樹と植樹プレートの設置を行い、福田さんの冥福を祈った。【12月14日 関大タイムス=UNN】

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 追悼植樹式は関大高槻キャンパス内の厚生棟南側の広場で行われ、Banditzのメンバーを中心とした学生約50人が駆けつけた。広場はBanditzの練習場所のすぐ近く。吉森さんは「練習場所が近く、(福田さんが練習風景を)見ることができるし、音もよく聞ける。見晴らしもいいし、ここなら寂しくないだろうと思った」と植樹場所にこの広場を選んだ理由を話す。式は福田さんを偲んでの黙祷で始められ、「4月25日にたまたま事故に遭って亡くなった福田さんを思うと、激しい悲しみと憤りがわき上がってくる」と、関大の河田学長は話した。
 続いて、福田さんの両親や、福田さんとバンドを組んでいたメンバーらが植樹を行った。また、福田さんが好きだった「頑張れ若造!!」という言葉が刻印された植樹プレートが、吉森さんらの手で設置された。式の最後には福田さんのお父さんが、「この源平桃を見たときには佳奈のことを思いだしてやって下さい。そして、みなさんは娘の分まで生きて下さい」と声を震わせながら話した。
 追悼式終了後、吉森さんは「(もし福田さんに会えたら)大好きと言いたい。みんなが福田さんのことを忘れないでいて欲しい」と福田さんへの思いを話した。