心の傷未だ深く 青空チャペルで追悼礼拝

 JR福知山線の脱線事故と磐越自動車道バス横転事故の犠牲者を追悼するチャペル・アワーが10月26日、京田辺キャンパス夢告館前の青空チャペルで行われた。事故から約6ヵ月が過ぎた今でも、事故当時の記憶ははっきりと思い出されている。【10月27日 同志社大学PRESS=UNN】

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(写真=犠牲者のために賛美歌を斉唱する参列者たち=10月26日午前11時22分、京田辺キャンパスの青空チャペルで)

 午前10時45分に始まった式典は、今までほど大規模に開かれなかった。主催した同志社キリスト教文化センターによると、普段毎週行われているチャペル・アワーと同じ形で行うため、大きく告知しなかったという。
 チャペル・アワーでは、賛美歌の斉唱や聖書の朗読がされた。追悼のメッセージは森孝一・神学部長が読み上げた。「遺族の無念と悲しみは、時間が経つにつれて、ますます深まっている。悲しみが癒されることを、心を一つにして祈りたい」。学部長は脱線事故で亡くなった榊原怜子さんの母親から葬儀を依頼された。母親と学部長はかつて、中高一貫校の生徒と教師の関係だった。
 参列した学生の中には、合掌をする姿もあった。島田啓介さん(文学部2年)は、今春就職したサークルの先輩の女性が脱線事故で両足などを骨折する重傷を負った。事故から数日後、初めて痛ましい姿を目にした時は「『心配せんでもいいよ』と強く振る舞ってくれた。最初はすごく動揺して、激しいいやな感じだった」という。女性が退院した現在は「普段どおりに接し、本人の気にならないように自然なフォローをするべき」と考えている。