JR脱線事故 被害学生に就学上の学生支援を決定

 本日4月28日19時より、同志社今出川キャンパスにてJR脱線事故に関する記者会見が行われた。会見中で田端信廣・同志社副学長は事故被害者にパートを分けて就学関係で学生支援を行うことを決定した、と明らかにした。【4月28日 同志社大学PRESS=UNN】

 決定された支援は三項目。この支援の対象は通学が長期にわたって困難と思われる、事故に遭って入院中の12名と自宅療養中の数名、計20名を想定。トラウマなど精神的な傷が原因で通学が困難な学生も考えられるが、そうした学生にはケースバイケースで対応するという。
 支援の一つ目は、登録単位制限への特例措置。対象者の中には、春学期を実質休学状態になると考えられる学生がいる。彼らは、通常より1学期少ない期間で卒業単位を獲得することが必要とされるため、登録単位の制限を緩和することを決めた。
 どれだけの上積みを許すかは、必要単位数が異なることもあって、学部ごとに違いが出るようだ。また、この緩和は一年で終わるものではなく、在学期間中は毎年認められるものだという。
 支援の二つ目は、休学申請の特例措置。先の特例とも関連するが、対象者が休学を望んだ場合、その休学申請を遡及適応するというもの。春学期は既に開講しており、休学の手続きは通常出来ないのだが、授業料の負担軽減を目的としたこの特例措置により、申請者は今年度の春学期全てが休学となる。
 支援の三つ目はセット登録科目への特例措置。同志社では、春秋両学期にわたって開講されるセット登録科目がある。この科目は春秋に分けて登録することはできず、春学期で単位認定されなかった場合、秋学期では自動的に登録が抹消される。既に述べた通り。対象者は春学期の単位獲得が困難なため、この措置で秋に春秋両学期分の同時履修が認められる。
 また、入院中であるが元気な学生から、授業の課題などを知りたいとの要望があったため、そうした情報は各学部事務室が学生へ責任を持って伝達していくという。

JR脱線事故 安否不明の同志社生の死亡が確認

 本日4月28日19時より、同志社今出川キャンパスにてJR脱線事故に関する記者会見が開かれ、消息不明だった同志社生1名の死亡が確認されたことがわかった。【4月28日 同志社大学PRESS=UNN】

 亡くなったのは文学部英文学科1年生、仙木敦子さん。事故を起こした電車に乗っていたと見られていたため、職員が登録した授業の教室に訪れるなど安否確認を急いでいたが、事故当日から連絡がとれていなかった。
 仙木さんが登録していた授業の担当者である、石塚則子・文学部助教授は「(在学中の)4年間で(同志社生の)可能性を広げていきたいと思っているのに、3週間という短い期間でその芽が摘まれて残念でならない」と胸の内を話した。
 石塚助教授は本日出会った仙木さんのご両親から、「(仙木さんが)とにかく同志社の英文科に入学できて喜んでいました」との言葉を受け取ったとのこと。また、「英文学科の必修・選択科目が全て登録されている(仙木さんの)時間割を見て、本当に英文学を学びたかったんだなあ、と感じた」と語った。石塚助教授は、本日の仙木さんが受講するはずだった授業で、開始前に全員で黙とうを捧げたという。

「怜ちゃん、天国で幸せに…」 同志社で3回目の祈祷会

 おととい、昨日に続いて、JR福知山線脱線事故の犠牲者を追悼する祈祷会が4月28日午後1時から、同志社今出川・京田辺両キャンパスで行われた。京田辺キャンパスでは当初の会場を変更してきのうと同じ夢告館前の芝生で開催され、学生など約1500人が参列した。【4月28日 同志社大学PRESS=UNN】

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(写真=祈祷会で聖書の交読をする参列者 4月28日午後1時17分、同志社大京田辺キャンパスで)

 祈祷式は昼休み中に開かれたこともあり、昨日以上に席に座れずに立って参列する人が後ろに続いた。会場では賛美歌が合唱され、聖書の文章を読み上げられた。参列者たちは沈痛な表情でうつむき、涙を流す学生の姿もあった。
 司式の越川弘英・同大学キリスト教文化センター助教授は事故の犠牲者に深い哀悼の意を表し「困惑や憤り、悲しみを神が受け止めてくださるように。けがで苦しむ者が健康を回復し、学校に戻ってくるように導いてください」と祈りをこめた。その後、越川教授と参列者で聖書の一節を交読し、黙祷をささげた。
 亡くなった榊原怜子さんと新入生合宿で友達になったという社会学部1年の女子学生は「(榊原さんの)葬儀に参列したが、今日も涙が出た。怜ちゃんの(天国での)幸せを祈りたいです。大好きだった、ずっと忘れない…」と涙を浮かべながら話した。

JR脱線事故 学内外でのカウンセリングセンターの案内

 本人や友人、身の周りの人がJR脱線事故により事故に巻き込まれたことで精神的にショックを受けた学生のことを考慮し、4月28日から同志社はホームページでカウンセリングセンターへの相談を呼びかけている。【4月28日 同志社大学PRESS=UNN】

 カウンセリングセンターは両校地に設けられており、対応時間などは以下の通り。

京田辺校地(ラウンジ棟1階)
電話:0774-65-7415
月〜金 9:00〜11:30、12:30〜17:00
土 9:00〜12:00

今出川校地(待辰館1階)
電話:075-251-3275
月・水・金 9:00〜11:30、12:30〜17:00
火・木 9:00〜11:30、12:30〜19:00
土 9:00〜12:00

また、同ホームページでは学外のカウンセリング施設も紹介している。 詳しくは、同志社のホームページまで。

JR脱線事故 八田学長がJRに同志社前駅の改修を申し出る

 4月28日19時より、同志社今出川キャンパスにてJR脱線事故に関する記者会見が行われた。会見中で八田英二・同志社大学長は、JR同志社前駅の安全確保のため、JRに改修を申し出たことを明らかにした。【4月28日 同志社大学PRESS=UNN】

 また、八田学長は亡くなった3名の追悼式典を行う予定であることも話した。式典は遺族の人たちと話し合った上で行うため、今のところ日時は未定であるという。
 この日の記者会見で、同志社生の事故車両乗車人数は32人、亡くなられた人が3人、負傷者が24人、(うち入院者12人、自宅療養者12人)、無傷で済んだ人が5人であることがわかった。(4月28日20時現在)