【6・7月号掲載】学生マナーの改善目指して

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関西大生があふれる通学時間帯。関大前通りで、学生のマナー改善を呼び掛ける「マナーアップキャンペーン」が5月30日に行われた。学生や職員ら30人が参加し、関大前駅から千里山キャンパスへ向かう道で啓発チラシ付きのポケットティッシュを配布。歩きスマホや路上喫煙など学生に身近なマナーやモラルの順守を促すことが目的だ。

キャンペーンは学生への啓発として2008年から実施。自転車に乗りながらのスマホ利用が問題視されているが、構内での自転車利用ルールの厳格化に対し、多くの学生は理解を示しているという。周囲への影響を考える機会として、今後も継続する予定。                  【堀江由香】

【6・7月号掲載】千里山に消防車出動も出火なし

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千里山キャンパスに10日午前1時ごろ、多数の消防車が出動した。吹田市消防本部によると出火は確認されなかった。消防本部は、午前0時40分ごろ、通報を受け出動。出動台数は消防車、救急車合わせて13台に及び、パトカーも出動した。関西大学広報課によると、イノベーション創生センターの研究室で実験中に煙が充満。警備員が通報したいう。午前1時30分ごろには、キャンパス内の消防車などは撤収を始めた。

(写真は10日午前1時40分ごろ、図書館前の様子)

落語大学「新入生歓迎公演」

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千里山キャンパス誠之館横の茶室で、文化会「落語大学」による新入生歓迎公演が今月15日に行われた。太鼓や笛の音色が響くなか、大勢の新入生や一般の人たちが集まった。

公演ではそれぞれの部員たちが緊張の面持ちの中、前振りの「マクラ」で観客に語り掛け、本題に入ると額にかいた汗を何度も拭いながら演目を披露した。演目は古典落語の「二人癖」や「加賀の千代」など計5つ。部員の軽妙な語り口は観客を落語の世界へ引き込んだ。また、休憩時間には部員による漫才で、会場は盛り上がった。

落語大学学長である千里家知越斗(本名・岡崎司)さん(社・3年)は、「予定より多くの観客が来てくれた。出来栄えは上々だったと思う。新入生には、内気な人でも『別の誰か』になれる側面があることが落語の魅力であることを伝えていきたい」と笑顔で話した。

新入生の外山義仁さん(社)は、「身振り手振りを入れていて、話に引き込まれた」と話し、落語大学に入部することを決めているとのこと。

学外から足を運んだ安達紗里菜さんは、「とても奥が深かった。まさにこの場で登場人物が生きているかのようで面白かった」と感動した様子で語った。

公演を終えて、新たなメンバーを迎えた落語大学。来年2月の第15回全日本学生落語選手権「策伝大賞」に向けて練習を重ねていくとのこと。前大会では酢田理志さん(化学生命工・4)が決勝進出を果たした。

 

文化フェスティバル2017

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「走れ文化の閃光よ!~関大に射す芸術の光~」文化フェスティバル2017のテーマだ。27団体が所属する関西大学文化会にとって最大のイベントが千里山キャンパスで13日に開幕した。今年は16団体が悠久の庭、凛風館1階、KUシンフォニーホールなどで公演、展示をする。毎年行われる各団体同士の合同企画では、邦楽と茶道、写真と書道など文化フェスティバルならではのコラボが見ることができる。

文化会が主催する文化フェスティバルは、文化会に所属している団体の交流を目的として始まり、今年で32回目を迎える。各団体から集まった学生が実行委員会として企画、運営しており、昨年12月から会議を重ね、準備をしてきた。普段、部室は近くても話すことがない団体の人とも、一緒に準備をしていく中で関わることが多くなる。立て看板の設置など宣伝を担当する情宣局長の宮澤朋美さん(軽音楽部Ⅰ部・3年)は「局長として大変なこともあるけど、今まで関わりがなかった(違う団体の)人に協力してもらうことがあり、やってよかった」とうれしそうに話す。

期間中、各公演・展示会場で行われるスタンプラリーでは、一等がディズニーランドのペアチケットなど豪華賞品が並ぶ。文化フェスティバルは28日まで開催。関大生による文化と芸術を楽しんでみるのもいいだろう。

【3・4月号掲載】兄弟でドラマ制作 「素潜り旬探偵事務所」

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 中村雄大さん(総情・4年)が兄と作り上げた短編連続ドラマ「素潜り旬探偵事務所」がユーチューブにて公開されている。約5ヶ月かけて制作し、2月に完結を迎えた。
 中村雄大さんは、映像制作団体で得た技術を活用し、映像の自主制作を行っている。1つの作品で監督、撮影、編集、さらに出演までこなしたのは今回が初めて。「映像制作の全てをこなす人材に憧れている。いずれは自分もそうなりたい」と抱負を語った。
 物語は全4話の1stシーズンと、全6話の2ndシーズンで構成される。1stシーズンは、最弱な探偵がさまざまな男に立ち向かっていく姿を、2ndシーズンは、バディとの関係性をコミカルに描いている。
 主演の素潜り旬を演じたのは兄の中村修人さん(24)。物語の完成を経て「何もできない弱い探偵を演じたことで、探偵=秀でた能力を持った者という固定観念を崩した作品ができた」と笑顔を見せた。
 中村兄弟にとって、映像は全てを詰め込める媒体。今回の作品についても「兄弟のやりたいことが全て詰まった作品に仕上がった」と自負した。続編の制作も検討中だ。 【堀江由香】
「素潜り旬探偵事務所」 全10話
素潜り旬探偵事務所への依頼はこちら
sumogurishun@yahoo.co.jp
(素潜り旬探偵事務所 第5話「探偵と探偵と探偵」より」

2017年度 入学式

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 千里山キャパス中央体育館で1日、平成29年度入学式が行われた。寒空の中、新入生約7200人がこれから始まる大学生活への期待と緊張を胸に関西大学の門をくぐった。

 式では新入生に対し、芝井敬司学長が本を読むことの大切さについて語ったほか、特別映像で在学生の宮原知子(文・2)さんによる激励のメッセージが送られた。また、放送研究会・混声合唱団・交響楽団など、在学生も式に参加し、雰囲気に彩りを加えた。

 新入生の中には、留学生の姿も見えた。中国からの留学生の刘越(リュウエツ)さんは、一昨年から日本に留学。「大学生活でやりたいことがまだ見つかってないが、日本の空手に興味があるので新しく始めたい」と流暢な日本語で話した。

 環境都市工学部に入学した和田貴暉さんは、「友達ができるか不安だが、サークル活動など大学生活を楽しみたい。将来の夢は都市を造ることで、大学でその分野の勉強をできることがうれしい」と期待に満ちた表情で話した。【徳田総一郎】

【9・10月号】昼行灯

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 周りに流されずに生きていきたい。大学生になった私の目標だ。私は何をするにも、他人と同じでなければすぐに不安になる。それを避けるため、周りの判断や行動に合わせることで安心感を得てきた。過去を振り返れば、思い当たる節ばかりだ▼高校時代、受験勉強に励んでいた頃は、常に周りの判断を気にしていた。勉強の方法だけでなく、提出書類の細かな書き方や参考書の選び方まで、周囲と違えば不安になった。大学に入学してからは未知のことが増え「履修する授業は本当にこれでいいのか」、「課題のレポートの分量は」と自分では判断できないことを、より周りの判断に委ねるようになった▼自分を信じて行動することがどうしてこれほど難しいのか。それは私が普段から「世間体」というものを過剰に気にして生きているためかもしれない。「周りの選択に背いて一人別の行動をする私は、世間の目にどう映るだろうか」そんなことばかり気にしているから時に周りに合わせることが苦しくなり、生きづらさを味わうことになるのだ▼周りに合わせても、必ずしも成功するとは限らない。周囲と合わせて購入した参考書も自分に合わず、手付かずのままだ。自分を信じればよかったと後悔したことは何度もある▼私はもう大学生だ。これから先にある、就職や結婚といった人生の選択まで、周りに合わせてはいられない。私はどんなときも、たとえ一人でも自分を信じて行動できる人間になりたいと考えている。

【9・10月号】関大生署名活動 医療整備を求め

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 北海道八雲町にある国立病院機構の八雲病院が札幌市に機能移転することをめぐり、関西大生を含めた患者会「八雲病院のチーム医療を守る会」が治療体制の整備を求める署名活動を行った。

 八雲病院は、鼻マスク人工呼吸療法を日本で唯一チームとして行っている。患者会の発起人の一人、濵谷美綺さん(社・3年)は先天性ミオパチーを患い、呼吸器周辺の筋肉が弱っているため鼻マスクでの生活が欠かせない。年に1回八雲病院に通い、検査入院の他にもマスクの調整や日常生活の相談をしている。

 数年後には、八雲病院の神経筋医療機関を移転することを厚生労働省が決定した。交通の利便性を高めるためだ。移転によって鼻マスク人工呼吸療法を行っているチームが解体されるのではないかと、濵谷さんらは危惧する。「移転に関するシンポジウムに知り合いの患者さんと主治医さんが出席したが、納得できる話ではなかった。さらに公開されたはずのシンポジウムの動画や録音も消されたことに危機感を持ち、この署名活動を始めた」と話す。

 署名は今年3月と7月の2度に渡って、延べ1600筆を集め要望書を厚労省に提出。署名活動は関大でも行われ、学内だけで800筆を集めた。濱谷さんは「協力していただいたことについて感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

【9・10月号】生体模倣の世界へ 小中高生へ向け講座開催

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  関西大千里山キャンパスで8月8日、小中高生を対象とした見学会「生体模倣(バイオミメティクス)の世界への誘い」が開催された。

 生体模倣とは、主に電子線顕微鏡(SEM)を用いることで生体の機能や構造を分析すること。微細加工装置を用いて模倣し、主に工学・化学・医療分野に応用する技術だ。ハスの葉を手本にしたはっ水加工技術やトンボの飛び方をまねたロボットなどが挙げられる。適者生存が働く生態系の中で進化した生物を模倣することは、特定分野での技術力の底上げにつながるとして注目されている。

 講座では、体験や実演を交えて、生体模倣に関するこれまでの取り組みなどが話された。またSEMによる生物の観察や、システム理工学部が開発した「蚊を模倣した注射針」「タコを模倣したロボットグリッパ(主に産業用ロボットに使われる、物体をつかむための関節のない部品)」などの実演が行われた。

 当日は小中高生と保護者を含め、50人以上が参加。講座を実行したシステム理工学部の青柳誠司教授は「アンケートの中では『面白かったけど少し難しかった』などの意見が寄せられたが、生体模倣のすごさは伝えられたと手応えを感じている」と語った。

【9・10月号】お客さんとのつながりを大切に 落語大学公演ボランティア

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 今年で創立54年目を迎える文化会落語大学では、10年以上前から落語の公演ボランティアを行っている。

 公演は2席から5席ほど。約2時間かけて噺(はなし)を披露する。「お客さんとの距離が近くて、勉強になることが多い」と渉外担当の関大亭治恩(本名=日栄健)さん(法・3年)は話す。

 日頃行っている寄席では客が落語を聞きに来てくれるが、自分たちから公演をしに行くボランティアでは予想外の状況になることもあるそうだ。「お祭りの余興として公演ボランティアをした時は野外で子どもたちに囲まれて落語をした。子どもたちの心をつかむのが難しかった」と振り返る。どんな状況でも客と一人一人コミュニケーションを取るように公演をすることが大切だと続けた。

 現在は1カ月に2回ほど公演ボランティアを行う落語大学。「2年以上のお付き合いがあるところもあれば、新しく連絡をして下さるところもある。そんなつながりを大切にしていきたい」と話した。

 今年の11月に引退する治恩さん。続く1年生は、10月ごろ初高座に臨む。「入部したてのころは緊張しながら公演をしていたが、今では自信を持って落語をすることができるようになった。後輩たちには胸を張って公演ボランティアをしてほしい」とエールを送った。

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公演中の関大亭治恩さん(本人提供)