小川が連日の表彰台に
日本学生個人選手権3日目
2009日本学生陸上競技個人選手権大会の3日目が6月14日、平塚市総合公園平塚競技場ほかで行われた。関大4年の小川恭輔が前日の走幅跳に続き、男子200メートルでも21秒24で2位に入賞。2日連続で表彰台に上った。
【6月14日 関西大学タイムス=UNN】

【写真】男子200メートルで2位に入った関大の小川。左は4位の立命・土手(6月14日・平塚市総合公園平塚競技場 撮影=伊崎春樹)
関大のエースとしての意地を見せた。13日に行われた男子走幅跳で3位に入った小川は、200メートル決勝で21秒24の快走で2位。予選で21秒23、準決勝でも21秒31と安定した走りを見せた。それでも小川は「調子は悪かった。(予選では)走りがぐちゃぐちゃだった。出来すぎな記録」と反省。5月の静岡国際では、最もカーブの半径が小さく走りにくいとされる1レーンで、21秒03をマークした。それだけに、2位に入ったとはいえ記録には満足していない。
5月の関西インカレでは、初日のリレーを走った時に右足の付け根を故障。100、200メートルでは決勝に残りながらも8人中8位でゴールした。「(試合中に)みんなの背中を見たのが悔しくて」。エースとしてのプライドが打ちひしがれた。試合後も走ることが出来ず、補強をする日々が続いた。だが、それが転機となった。「弱いところを徹底的に鍛えてやる」。時には、仲間が雨の中で練習するのを見て、自らを奮い立たせた。負けていられない。100、200メートルで関大記録を持つ小川の復活を支えたのは、やはりエースとしてのプライドだった。
下半身の補強や、吊り輪を使ったトレーニングを取り入れたことで、体幹部が強化された。スタート時の前傾姿勢が維持出来るようになり、スピードに磨きがかかった。
走り込む練習が出来るようになったのは、約1週間前。とにかく走り込んで体を仕上げた。走幅跳の助走練習はほとんど行わず、アップの時などに踏み切りをイメージする練習を繰り返した。「一本目は全く(足が)合わなかった」と小川。記録は6メートル95。不本意な跳躍に焦りを見せた。続く2回目はファール。迎えた最後の跳躍の直前、ここでも仲間が小川を勇気付けた。「三村(有希=女子走高跳で大会新記録を樹立)がいいジャンプを見せてたんで、俺が見せへんわけにいかへん」。後輩の目標として、強いエースの姿を見せておきたかった。自身2番目の記録となる7メートル37。起死回生の跳躍で表彰台をもぎ取った。
学生として最後のシーズン。走幅跳では関大記録(7メートル64)の更新、200メートルは20秒台を目指す。関大のエースとして、後輩に、そして一緒に走る相手に、自分の背中を見せつけたい。
●2009日本学生陸上競技選手権大会(6月14日・平塚市総合公園平塚競技場 決勝種目のみ・加盟大関係分8位まで)
▽男子
・200メートル
小川恭輔(関大・4年) 21秒24 2位
・400メートル障害
為本康平(関大・3年) 52秒63 6位
棒高跳
中村命(関大・2年) 4メートル80 6位
▽女子
・走幅跳
中村悠子(関大・4年) 5メートル77(追い風2.0メートル) 7位
【伊崎春樹】



