女子走高跳で三村が大会新
陸上・日本学生個人選手権
2009日本学生陸上競技個人選手権大会の2日目が6月13日、平塚市総合公園平塚競技場などで行われた。女子走高跳で関大3年の三村有希が自己記録を更新する1メートル81をマーク。大会新記録で2年振りの優勝を飾った。4位には同じく関大の松本真由子(2年)が入賞。男子走幅跳では小川恭輔(関大・4年)が7メートル37 で3位と、関大跳躍勢が躍進した。
【6月13日 関西大学タイムス=UNN】

【写真】女子走高跳で1メートル81をクリアした三村。(6月13日・平塚市総合公園平塚競技場 撮影=伊崎春樹)
最低でも大会新記録。1メートル80の自己記録を持つ三村にとって、大会記録(1メートル77)を越えることは、あくまでも通過点でしかなかった。昨年の同大会では1メートル71で5位と惨敗。「絶対に(大会記録を)ぬり替える」と意気込んだ試合で、大幅に記録を更新した。
この試合で初めての跳躍となった1メートル68を失敗。「(バーが)近くて手こずった。足が合わなかった」と三村。普段は全天候のグラウンド上で助走を行うが、グラウンドの部分が狭かったため、助走距離のおよそ半分が芝生の上となった。地面からの反発力が変わるため、助走に微妙な狂いが生じた。しかし、2回目で跳躍を修正し、続く1メートル71は一回でクリア。大会記録に並ぶ1メートル77まで、危なげなく跳び越した。それでも三村は、「(1メートル71を跳ばずに)高さを上げていたら、(足が)合っていなかったかもしれない」と冷静に振り返った。
1メートル81に挑んだ1回目の跳躍は「悪いくせが出てしまった」。上半身が前のめりになり、跳ぶ前にバーを落としてしまった。だが、悪い状態と向き合い、修正出来る冷静さが今季の三村の跳躍を支えている。「(体が)突っ込まずにいけた」という2回目で難なくクリアし、自己記録を塗り替えた。
太成学院大高3年時の平成19年2月に、1メートル80(室内での記録=屋外では1メートル79が最高)をマーク。それ以来、自分自身の記録を超えられずにいた。2度目の1メートル80越えは今年4月、和歌山での日本選抜陸上。関西インカレでは1メートル74と記録こそ伸びなかったものの、例年調子を落としているという春先に好調を維持している。
1センチの記録更新に要した時間はおよそ2年4ヶ月。「(自己記録を更新するまでの時間で)いろいろ考えられた。この時間を糧に、というわけではないが、役立てていきたい」と三村。関西学生記録(1メートル84)を上回る1メートル85は3回とも失敗し、記録更新とはならなかったが、今後も挑み続けるつもりだ。「(6月末に行われる)日本選手権で勝てたら。(周りの選手を意識せず)自分の跳躍を一番に考え、記録に集中したい」。学生の頂点を極めた今、狙うは日本一と自身の記録更新だけだ。
●2009日本学生陸上競技選手権大会(6月13日・平塚市総合公園平塚競技場など)
男子
走幅跳 小川恭輔(関大・4年) 7メートル37(追い風1.5メートル) 3位
女子
100メートル 中西祐希(関大・4年) 12秒15(追い風1.0メートル) 5位
走高跳 三村有希(関大・3年) 1メートル81(大会新記録) 優勝
松本真由子(関大・2年) 1メートル68 4位
【伊崎春樹】



