【3・4月号掲載】これからのビジネス 鎌田社長が講演

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動画投稿サイト「ユーチューブ」  への投稿で稼ぐユーチューバーをサポートする企業「UUUM(ウーム)」の鎌田和樹社長による講演会が2月21日、関西大梅田キャンパスで開かれた。約120人の参加者はメモを取るなど真剣に話を聞いていた。

ウームは人気ユーチューバーのヒカキンとの出会いをきっかけに鎌田社長が2013年6月に創設。17年8月に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。ヒカキンやはじめしゃちょーなど多くのユーチューバーのマネジメントや動画制作のサポートを行っている。
講演会で鎌田社長は「面白いことが大好きでずっと遊んでいたいが、必死で働いてきた。成功するために努力は欠かせない」と語った。最後には、将来のビジネスについて、既成概念にとらわれない豊かな発想が大切と結論づけた。また質疑応答も行われ、参加者らから多くの質問が飛び交った。
参加した社会人の女性は「以前から興味があった企業の社長の話が聞けて良かった」と話した。【前田絵理香】

【3・4月号掲載】3要素備えた分子ロボ開発 医療現場での活躍に期待

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化学生命工学部の葛谷明紀准教授らは北海道大理学研究院の角五彰准教授らとともに、ロボットに必要な「動く」「感じる」「考える」の3要素を備えた分子ロボットを開発した。自発的に群れを作るため、単体のロボットにはできない仕事の分担などが可能。医療現場などへの応用が期待できる。
2人は助教になったばかりの頃に知り合い、今年で10年目の付き合いになるという。分子そのものをプログラムする新学術領域「分子ロボティクス」に関わる大型事業が採択されたのをきっかけに共同研究を始めた。
葛谷教授は3要素のうち「考える」にあたる部分の化学合成とセンサーの組み込みを担当した。分子ロボットへの命令を書き込む時にDNA鎖を使うが、DNAの合成に必要な試薬は高価で鮮度が命。「学生に任せて大損害が起きることを懸念し、実験は全て1人で行ったが予想外に大変だった」と苦労を振り返った。
今後、感知した遺伝情報を分子ロボットが描き出し視覚的に表示するシステムなど、さまざまな分野での応用が見込まれる。葛谷教授は「体の中を動き回る分子ロボットががん細胞を見つけ治療することがいずれ実現したら」と展望を語った。【堀江由香】

【3・4月号掲載】メロンパンラスク開発 小瀧奈緒さん(商・2年)

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学生と企業がともに新グルメの開発を目指すコンテスト「AjiCon(アジコン)」に出場した。手作りパンの名店として知られる創作工房プランタン(堺市堺区)と協力し、チームの一員として、手土産に最適な「メロンパンラスク」を開発した。
アジコンは、関大と堺市が地域連携事業の一環として1月17日に開催した。食に携わる地元企業の課題に、学生がチームで新商品を開発する。これまでにもさまざまな商品が考案されてきた。
高校3年の時、企業と合同で商品開発を行う荒木孝治教授のゼミを知り関大を目指した。アジコン出場はゼミでの活動の一環。手土産になる新商品という課題に対し、同店1番人気の夕張メロンパンに注目し、形が崩れにくく、長持ちするメロンパンラスクを考案した。「商品開発はアイデアを出しても実現が難しい。今回の経験は自信につながった」と振り返った。
今後について「商品開発を仕事にしたいと考えている。食品以外にも、他の業界の特徴を知って、視野を広げたい」と意気込んだ。【前田絵理香】

【3・4月号掲載】環状線全19駅まるわかり 総情学生がフリーペーパー制作 

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総合情報学部の吉田亜里沙さん(3年)と松井菜摘さん(3年)はJR西日本の協力を得て、大阪環状線全19駅の見所を紹介するフリーペーパーを制作した。毎年何らかのメディア制作に取り組む岡田朋之教授のゼミ活動の一環。計6000部を環状線の6駅(大阪・京橋・鶴橋・天王寺・新今宮・西九条)にて、3月31日まで設置している。
普段から環状線を利用する2人。紙媒体の広告物を制作してみたいという思いも重なり、JRで働く知り合いを通して企画を提案した。
吉田さんは制作、松井さんは編集と担当を分け、取材交渉から取材、撮影、原稿作成、デザインなどすべてを2人で手掛けた。あまり知られていない場所やお店を取り上げるため、1駅1駅に足を運び歩きながら探したという。吉田さんは「取材時に沈黙が生まれてしまうなど、初めのうちは大変だった。取材先は優しい方ばかりで、実際に商品を試食させてもらえたところもあり、大阪人の温かさに触れた」と振り返った。
フリーペーパーは持ち運びやすいようA5サイズ32ページで構成。1駅につき1ページ使い、統一されたデザインや写真を大きく使ったレイアウトで楽しく読める工夫が凝らされている。
制作を終え吉田さんは「JRの方に『学生が作ったとは思えない』と褒められた時や実際に駅に置かれているのを見た時は感動した。広告業界への興味も湧いたのでやってよかった」と感想を述べた。【堀江由香】

【3・4月号掲載】電子ブック試読開始 図書館をより身近に

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関西大図書館は、4月1日から9月30日までの6カ月間、電子ブックのトライアルリーディングを行うと発表した。時間や場所を選ばずにスマートフォンやパソコン、タブレットなどから本が読めるようになり、読書の機会が増えそうだ。

同企画は、より多くの学生に図書館を知ってもらう機会になればと考案され、紀伊國屋書店、丸善雄松堂と共同で行われる。電子ブックでは最新の書籍を読むことが難しいとされているが、紀伊國屋書店とのコラボレーションでは、厳選された最新の学術書300冊を読める。一方、丸善雄松堂とのコラボレーションでは、語学や就職活動に役立つ参考書など4万冊以上が楽しめる。
大学外から電子ブックを読む場合は、図書館のウェブサイトにあるデータベースポータルにアクセスし、普段、インフォメーションシステムなどで使用している利用者IDとパスワードを入力する。また、大学内のパソコンから読む場合は、利用者IDとパスワードを入力する必要はなく、簡単に電子ブックを楽しめる。
電子ブックが大学で活用されている例は全国的に見ても少ない。紀伊國屋書店と丸善雄松堂とが協働し、電子ブックの試読サービスを実施するのは関大が初めてとなる。
図書館では、トライアルリーディングの周知として様々な具体策を考えている。例えば、図書館のウェブサイトに電子ブックの特設ページを作ることや紀伊國屋書店では同企画を記念してオリジナルのブックカバーを制作することが決まっている。また、入学式で新入生にQRコードを記載したしおりを配布したり、図書館や食堂などにもQRコードを記載したポスターを掲載したりする予定だ。
担当者は「研究を引き出す資料がたくさんあるの  で、電子ブックを多くの学生に利用してほしい。電子ブックを通して、図書館をより身近にに感じてもらいたい」と話した。【前田絵理香】

 

【1月号掲載】在るべき「食」とは 岩田稔投手、登壇

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 食とスポーツの関係をひもとく「スポーツフォーラム2017 トップアスリートを育てる食卓」が12月16日、梅田キャンパスで開催された。阪神タイガースの岩田稔投手など食に深い関わりのある4人が登壇。食事の与える効果について、それぞれの体験談や知識を基に議論を交わした。
 第1部では、関西大野球部出身の岩田投手と同部元監督の高岡淳さんが対談。岩田投手の学生時代を振り返った。高校2年で一型糖尿病を患った岩田投手は当時、不安に駆られ絶望を味わう。しかし気持ちを切り替えるとすぐに「インスリン投与と3度の食事」が生活の一部として受け入れられるようになったという。「バランスの良い食事を心掛けているので、栄養士の資格を持つ妻には本当に助かっている」と笑みを見せながら話した。
 第2部では岩田投手に加え、プロスキーヤーの三浦豪太選手、関西福祉科学大講師の津吉哲士さん、添加物を使わずにパンやベーコンなどを再現した「ゆる和食」を提唱する栗山小夜子さんが登壇。栗山さんは手軽に作れるレシピを紹介した。
 さまざまな議論を踏まえ、コーディネーターを務めた社会学部の黒田勇教授は「食事を取る行為だけが大切なのではなく、食事のバランスや、人と楽しい食卓を囲み、おいしく食べることが重要だ」と結論付けた。【堀江由香】

【1月号掲載】王座奪還に挑んだ 速記部関学大に惜敗 第108回全日本大学速記競技大会

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  速記の第108回全日本大学大会が12月16日に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)で行われ、関西大速記部が準優勝した。前回2016年に関西学院大に敗れて連覇記録が52でストップ。挑戦者として臨んだ今大会だが、1位関学大890ポイント、2位関大880ポイントとわずか10ポイント及ばず悔しい結果となった。
  大会は2大学と早稲田大、福岡大の計4大学56人が出場。1分間に書き取る字数の基準が140字のF級から、280字のA級まで6階級に分かれて戦う。各級の順位に応じてポイントが与えられ、各大学の高得点者5人の総合ポイントで争った。大会は関大と関学大の一騎打ちの様相。関大は高得点のA級、B級で順調にポイントを獲得するも、関学大が1人だけだったC級で上位を独占できず痛手となった。
 16年に不動だった王座から転落した関大。17年は部の体制を見直し、日程調整など部員の役割をはっきりと分けることで選手が練習に集中できるようにした。他にも、部員数減少が大きな課題だ。春は新入生の獲得に向け奔走した結果7人が新たに入部。今大会では3人がF級で出場し、うち1人は25人中4位と健闘した。部長の二宮愛さん(文・3年)は「1年生が順調に成長していけばきっと優勝の座に返り咲ける」と期待を掛ける。練習量が物を言う速記。王座奪還には地道な努力が鍵となる。【有賀光太】

【1月号掲載】こだわりのあっさり 「ラーメン格別ヤ」

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 たくさんのラーメン店が立ち並ぶラーメン激戦区である関大前通り。「ラーメン格別ヤ」(吹田市千里山東1丁目16-7)が2017年6月26日にオープンした。関大前店は大阪第1号店で、同年10月には北巽店も開店。
 店の一番人気のラーメンは赤旨ラーメン(並・税込み720円)。チャーシューと煮卵、山盛りのもやしとねぎの上に大量の一味がかかっている。名前どおりの真っ赤なラーメンだ。スープにはからしニンニクを使用している。一味の量を調整することで、好みの辛さにすることも可能。
 こだわりは、すべてのスープのベースに鶏ガラを使っていること。とんこつスープに比べると、あっさりして食べやすい。「関大前通りにあるラーメン店はこってりしたものが多い分、あっさりしたラーメンはうちの強みになる」と、関大前店の岡田健二店長は話す。
 割引サービスにも力を入れている。来店者には毎回、ラーメン(並)の半額券を渡す。またLINE(ライン)公式アカウントでは定期的にクーポンを発信している。【村上亜沙】

【1月号掲載】折り紙で作るトリックアート 梅田キャンパスで体験

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 総合情報学部のノーマン・D・クック教授による「3Dイリュージョン折り紙教室」が12月17日、関西大梅田キャンパスで開催された。クック教授が監修したキットを使用し、完成すると教授が研究している逆遠近錯視の現象が楽しめる。一部と二部合わせて約30人が集まった。
 逆遠近錯視とは凹凸のある面に実際と反対の遠近感を持つ絵を描くことで凹凸が逆に見えたり、見る人の動きに連動して絵も動いているように見える錯覚のこと。17年8月には逆遠近錯視を使ったクック教授の作品が関大博物館で展示された。展示会の折り紙教室に多くの応募があったため、梅田キャンパスでも開催されることになった。
 参加者は1枚の大きな台紙から部品となる箇所をはさみで切り取り、切った台紙を折って、両面テープでくっつける作業を行った。すると梅田キャンパスなど大阪のビルが立体的に動いて見える作品が出来上がる。完成した作品に参加者からは驚きの声が聞かれた。父親と参加した女子児童は「難しかったが、楽しかった」と話した。クック教授も「『(動くはずのないものが動いているように見えて)気持ち悪い』などの言葉は錯視が効いている証なので言われるとうれしい」と笑顔で語った。
 クック教授は普段、大学でだまし絵の心理学などの授業をしている。同時に、これまで魚がゆらゆらと動いて見える絵などたくさんの作品を制作してきた。「これからは彫刻家や画家とコラボして、もっと大きな作品を作ってみたい」と語った。【前田絵理香】

【1月号掲載】まちFUNまつりに6500人 初企画「忍者学校」盛況

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  スポーツの体験などを通して地域との交流を図る「まちFUNまつり in 関西大学2017」が千里山キャンパスであった。開催は3回目で12月10日、約6500人が来場。遊ぶことで基本的な運動を学ぶ「ミズノ流忍者学校」のほかサイエンスショーなど、親子を対象にした企画が行われキャンパス内は子どもたちの笑顔であふれた。
 メイン企画のミズノ流忍者学校は、同イベントでは初の試みながら盛況だった。ミズノが開発した、子どもの体づくりに必要な36種類の基本動作を学べる「遊びプログラム」を基に企画。子どもたちは忍者の衣装を身にまとい、ドッジボールを模した運動「身かわしの術」など「修行」と題された遊びに取り組んだ。参加した子どもの保護者は「初めてイベントに参加したが子どもが楽しそうで良かった」と話した。
 サイエンスショーでは2016年に好評だったブーメラン作りを開催。子どもたちは講師の指導の下、ブーメランを作り中央体育館で思い思いに飛ばした。保護者からは「子どもが喜んでいる」という声があった一方で「もっと実験らしいことも企画してほしい」などの要望も聞かれた。
  恒例となったサッカーなどのスポーツ体験に加え、17年は吹奏楽部による楽器体験も。雑貨などの手作り体験ができるブースも多く設置され、 子どもたちにとって楽しい企画が盛り込まれた。当日は食堂も開放され、食事を取りながら会話を楽しむ親子からは「おいしい」との声があった。
 同イベントはNPO法人関西大学カイザーズクラブとNPO法人ママふぁん関西が構成する実行委員会が主催。17年はミズノの協力も得た。
 15年に「キャンパスママまつり」として子育てに励む母親を対象にイベントがスタート。1回目の開催を受けて「対象を親子に広げたい」とママふぁん関西が結成された。
 小学校にチラシを配るなどして宣伝をしたが、広報活動の主力は口コミだという。カイザーズクラブ事務局長の松浦雅彦さんは「企画の段階から地域のお母さんたちと話し合うことで『大学だからできること』を実現できてよかった。今後も地域の人の声を形にしていきたい」と意気込んだ。【堀江由香】