【1月号掲載】先端科学に親しみを ミュオグラフィアート展

標準

 「関西大学とアーティストのミュオグラフィアート展〜先端科学をアートで表現」が12月3日〜1月12日、関大博物館で開催された。先端科学のミュオグラフィを表現した絵画やデジタルアートなどが展示され、多くの人が訪れた。

 関大は、ミュオグラフィなどの最新科学を分かりやすく伝え、身近に感じてもらうためのサイエンスアートに注目。2017年1月にはミュオグラフィアートプロジェクトを総合情報学部に立ち上げた。同展は、関大ミュオグラフィアートプロジェクトと東京大国際ミュオグラフィ連携研究機構が連携して開催された。

 ミュオグラフィは、銀河系のかなたから何千万年もかけて地球に到着し、厚い岩盤を通り抜けられる素粒子「ミューオン」の透過性を利用した最新技術。火山やピラミッドなど巨大な物体を透視でき、新たな研究の材料として注目されている。

 展示物は関大生や学内外の絵画の専門家らによって制作。プロジェクションマッピングで表現したデジタルアートや錯覚現象を利用した文字の特殊アートなど、さまざまな形でミュオグラフィを表現した。中身を密度の低い空洞状態にすることでミューオンが通り抜けやすくなるという透過性を再現した陶芸作品もあった。担当者の山口卓也さんは「先端技術とアートの結び付きによる新たな表現を体験してもらえたと思う」と語った。

 同展に訪れた前田よしのさん(化生工・1年)は「ミューオンを使って火山の内部を細かく調べられることが興味深かった。新たな発見が多かった」と話した。【岩崎奈々】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です