【6・7月号掲載】世界を広げる「ロボフェス」

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 関西大梅田キャンパスで5月5日、「ロボフェス2017大坂春の陣―プログラミングで世界を広げよう!―」が行われた。子ども向けのロボット教室などを運営する「夢見る株式会社」と共催のもと開催された。関大総合情報学部からも学生らがブースを出展。児童などを対象としたイベントで、「小学校から学ぶプログラミング」の可能性を感じてもらうことが目的だ。

 昨年、文部科学省は小学校でのプログラミングを必修化することを発表した。プログラミングの人材育成が重視される中、ロボフェスでは子どもたちに「学び・理解できる環境」を提供している。

 8階のメイン会場では「ロボットコンテスト」が開催された。「教育用レゴマインドストームEV3」という、ブロック玩具で組み立てられたロボットを使用。初心者でも簡単にプログラミングができ、自由にロボットを制御することができる。子どもたちはチームを組み、課題をクリアして得られるスコア(正確性)とタイムを競った。入賞した小学生は「楽しかった。また参加したい」と話した。

 7階のサブ会場には「プログラミングで世界を広げよう」をコンセプトにさまざまなブースが設けられた。ロボットだけでなく、プログラミングによって生まれたサービスや技術を全世代に楽しんでもらうことが目的だ。最新技術が体験できるベンチャー企業ブースなどが設置される中、関大は総合情報学部ブースを設置した。多種多様なプログラミングを体験できる。

 松下光範教授のゼミでは「プログラミングで光と影をデザイン」ブースで赤外線による光と影を題材とした作品を展示し、「触って実感するプログラミング」ブースでは子どもが楽しめる体験型のゼミ作品を披露した。松下教授が実際に授業で作った作品やゼミ生が制作した作品が展示され、ゼミ生の加納千聡さん(4年)は「たくさんの人に興味を持ってもらえてうれしい」と話す。

 荻野正樹教授のゼミではロボット掃除機を使ったロボットプログラミング体験のブースを設置。荻野ゼミの学生が子どもたちにセンサーを使ったプログラミングを指導した。荻野教授は「予想以上に人が来てくれた。ゼミ生もうまく指導しているし、良い経験になったのでは」と笑みを見せた。

 夢見る株式会社の重見彰則社長は、総合情報学部の卒業生。梅田キャンパスと共催した経緯については在学時の教授とのつながりが大きいという。「前回のロボフェスでは実現しなかった母校での開催ができてうれしい」と笑顔で話した。ロボフェスを開催した理由について「現在の教育では、社会でプログラミングがどのように役立っているか具体的なイメージをすることができない。ロボフェスをきっかけに子どもだけでなく大人にもプログラミングを身近に感じてもらえたら」と答える。

「総合情報学部のブースのレベルも高く、来てくれた人たちの満足度も高い。次回は千里山キャンパスで開催することができれば」と力強く目標を口にした。
【松島浩規】

メイン会場で司会者の呼び掛けに対し元気よく答える小学生ら(5月5日・梅田キャンパスで 撮影=有賀光太)

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