【9・10月号】関大生署名活動 医療整備を求め

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 北海道八雲町にある国立病院機構の八雲病院が札幌市に機能移転することをめぐり、関西大生を含めた患者会「八雲病院のチーム医療を守る会」が治療体制の整備を求める署名活動を行った。

 八雲病院は、鼻マスク人工呼吸療法を日本で唯一チームとして行っている。患者会の発起人の一人、濵谷美綺さん(社・3年)は先天性ミオパチーを患い、呼吸器周辺の筋肉が弱っているため鼻マスクでの生活が欠かせない。年に1回八雲病院に通い、検査入院の他にもマスクの調整や日常生活の相談をしている。

 数年後には、八雲病院の神経筋医療機関を移転することを厚生労働省が決定した。交通の利便性を高めるためだ。移転によって鼻マスク人工呼吸療法を行っているチームが解体されるのではないかと、濵谷さんらは危惧する。「移転に関するシンポジウムに知り合いの患者さんと主治医さんが出席したが、納得できる話ではなかった。さらに公開されたはずのシンポジウムの動画や録音も消されたことに危機感を持ち、この署名活動を始めた」と話す。

 署名は今年3月と7月の2度に渡って、延べ1600筆を集め要望書を厚労省に提出。署名活動は関大でも行われ、学内だけで800筆を集めた。濱谷さんは「協力していただいたことについて感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

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