【9・10月号】昼行灯

標準

 周りに流されずに生きていきたい。大学生になった私の目標だ。私は何をするにも、他人と同じでなければすぐに不安になる。それを避けるため、周りの判断や行動に合わせることで安心感を得てきた。過去を振り返れば、思い当たる節ばかりだ▼高校時代、受験勉強に励んでいた頃は、常に周りの判断を気にしていた。勉強の方法だけでなく、提出書類の細かな書き方や参考書の選び方まで、周囲と違えば不安になった。大学に入学してからは未知のことが増え「履修する授業は本当にこれでいいのか」、「課題のレポートの分量は」と自分では判断できないことを、より周りの判断に委ねるようになった▼自分を信じて行動することがどうしてこれほど難しいのか。それは私が普段から「世間体」というものを過剰に気にして生きているためかもしれない。「周りの選択に背いて一人別の行動をする私は、世間の目にどう映るだろうか」そんなことばかり気にしているから時に周りに合わせることが苦しくなり、生きづらさを味わうことになるのだ▼周りに合わせても、必ずしも成功するとは限らない。周囲と合わせて購入した参考書も自分に合わず、手付かずのままだ。自分を信じればよかったと後悔したことは何度もある▼私はもう大学生だ。これから先にある、就職や結婚といった人生の選択まで、周りに合わせてはいられない。私はどんなときも、たとえ一人でも自分を信じて行動できる人間になりたいと考えている。

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