【9・10月号】生体模倣の世界へ 小中高生へ向け講座開催

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  関西大千里山キャンパスで8月8日、小中高生を対象とした見学会「生体模倣(バイオミメティクス)の世界への誘い」が開催された。

 生体模倣とは、主に電子線顕微鏡(SEM)を用いることで生体の機能や構造を分析すること。微細加工装置を用いて模倣し、主に工学・化学・医療分野に応用する技術だ。ハスの葉を手本にしたはっ水加工技術やトンボの飛び方をまねたロボットなどが挙げられる。適者生存が働く生態系の中で進化した生物を模倣することは、特定分野での技術力の底上げにつながるとして注目されている。

 講座では、体験や実演を交えて、生体模倣に関するこれまでの取り組みなどが話された。またSEMによる生物の観察や、システム理工学部が開発した「蚊を模倣した注射針」「タコを模倣したロボットグリッパ(主に産業用ロボットに使われる、物体をつかむための関節のない部品)」などの実演が行われた。

 当日は小中高生と保護者を含め、50人以上が参加。講座を実行したシステム理工学部の青柳誠司教授は「アンケートの中では『面白かったけど少し難しかった』などの意見が寄せられたが、生体模倣のすごさは伝えられたと手応えを感じている」と語った。

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