【7月号】就職率98・8% 早めの準備が重要

 キャリアセンターは、2017年3月卒業生の就職率を発表した。17年卒生の就職率は98・8%となり、前年の98%を0・8ポイント上回っている。要因としては、景気の上昇などが挙げられるという。就活が「短期決戦」になったことの課題も見えてきた。

年間通して採用 要因は景気上昇

 17年卒生の業種別就職状況については、16年卒生と同じく金融・保険業へ就職した学生が最も多かったが、金融・保険業が全体に占める割合は減っている。反対に、製造業が占める割合は昨年から大幅に増えた。また、大企業(従業員数1000人以上)へ就職した学生の割合も増加。学生の大企業への関心が高まったことがわかる。

 キャリアセンター職員の岸本真司さんは、就職率が上がった要因について「景気が上向きで、年間を通して企業からの(条件の)良い求人があったことが大きい。就活の取り組み方は学生によってさまざま。採用が年間を通してあると、最後まで諦めなかった学生の内定につながる」と話した。

短期決戦突入 計画性が鍵に

 16年卒生と17年卒生では、企業が本格的に選考を開始する時期が、8月から6月に変わっている。情報が解禁されてから本格的に選考が始まるまでの期間が5カ月から3カ月に短くなり、準備不足のまま面接に挑んだ学生もいた。

 岸本さんは「就活は動き出したら止まらない。早めに準備を進めることが大切だ」と話す。就活が本格的に始まる前から、計画や必要な情報をキャリアセンターなどで集めることが重要だ。

就職活動対策 積極的に参加を

 現在キャリアセンターは、それぞれの学年に合わせた講座の開講や指導を行っている。2年生を対象にはプレゼンテーション力や表現力の向上を目指すKCキャリア塾などを開講し、3年生を対象には筆記試験対策や面接対策、業界・企業研究の方法などを指導している。

 キャリアセンターのサポートの一つとして企業の求人紹介が挙げられる。女性が活躍している企業や、企業を相手に事業や商取引をするBtoB企業などの求人情報も紹介している。

 「キャリアセンターが開講しているセミナーなどに積極的に参加してほしい。キャリアセンターを有効活用することで納得のいく進路決定につながる」と岸本さんは就活生に呼び掛けた。