2006年も終わりを迎える。ついこの間、やんちゃな飼い犬の写真を苦労して撮り年賀状を書いたと思ったのに、早いものである。自分と同じく競い合うように愛犬を載せた年賀状を読み返しながら、2006年を振り返る。
日本漢字能力協会が公募で選ぶ「今年の漢字」が発表され、最も多かったのが「命」であった。思えば、私自身も命について考えさせられることがたくさんあった。バイト先の店長が旅先で突然亡くなったり、男性がビルから飛び下りる瞬間を目撃したり、従姉妹に子どもが生まれたり…。社会に目を向ければ、いじめや虐待、飲酒運転や竜巻きによって失われた命、動物虐待、代理母に関わる議論が印象的だった。
先日、専攻の授業で読売新聞の記者の方の講義があった。災害、事件、事故の被害者や遺族と接すること、彼らの肉声を社会に伝えることの難しさについて切々と語ってくださった。「その事件や災害が無ければ出会わなかった人たちとの絆が報道の原点であり、彼らの思いに寄り添い、風化と戦うことがメディアの目指すところです。」という言葉が今も記憶に残っている。
「生」と「死」は良くも悪くも人の興味を煽る。誰か1人の生や死をメディアが取り上げることによって、連鎖的に似たようなことが次々とニュースになる、ということは誰でも感じているだろう。いわゆる「マスコミのイベント化」。ある事件や事故を、センセーショナルに報道してしまうということが特に起こりやすいのが「命」に関わる問題だろう。それによって、社会問題に人々の意識が向くのは結構だが、「イベント」が終われば過ぎたこととして見向きもしなくなる。当事者や遺族の苦しみは消えることはないのに。
今この瞬間にもたくさんの人が死に、またたくさんの新しい命が生を受けているだろう。その周りを残された人の絶望、迎える人の歓喜が包んでいるだろう。その人たちの思いを、片付けてしまうような人間にはなりたくない。
色々書いたけれど、何はともあれ、2007年がいい年になるように精一杯生きよう。まずは、成人式のために、痩せたい。(07年1月号掲載)
私はドキュメンタリー番組が好きだ。...(07年6月号掲載)
紙面を読んで、驚きとともに、違和感を覚えた。...(07年4月号掲載)
豊中から吹田へ、吹田から豊中へ。...(07年2月号掲載)
2006年も終わりを迎える。...(07年1月号掲載)
阪POSで活動を始めて半年が経つ。...(06年11月号掲載)
■大阪大学POST 編集室=〒532-0011 大阪市淀川区西中島3-21-9
駅前ビル502号 UNN関西学生報道連盟共同編集室内
TEL06-6307-1315 /FAX06-6307-1316
■大阪大学の学内紙『大阪大学POST』の最新ニュースを掲載
■みなさんからの情報提供、ご意見、ご希望、
ニュース転載の連絡、入部希望などは
info@unn-news.comまでお知らせください。