私はよく大学サッカーの試合を取材しに行く。特に立命館の試合に足を運ぶことが多い。立命館は昨年、総理大臣杯という大きな大会を制し、秋リーグも2位。だから当然今年の春リーグでも優勝争いに絡んでくると思っていた。しかし終わってみると結果は最下位。2部への自動降格という残酷な現実が待っていた。
サッカーというスポーツは何が起こるかわからない。Jリーグでもセレッソ大阪が優勝争いをした翌年にJ2へ降格している。しかしそんなことが自分が取材し、記事を書くチームに起こるとは全く予想していなかった。それだけに悲しかった。記者というよりはサポーターの心理だ。
最終節、2部降格が決定した試合の後、FWの古部に「なぜ降格してしまったと思いますか?」と聞いてみた。すると「危機感を持つのが遅すぎた」と目に涙を浮かべながら答えてくれた。さらに「いつか勝てるだろうという気持ちでリーグ戦を戦っていた」とも。結局立命館は技術や体力が劣っていたわけではなく慢心、つまり危機感の欠如により降格したのだ。
危機感の欠如が招く残酷な結末というのはサッカー以外でも見ることができる。代表的なものは地球温暖化問題だろう。
地球温暖化が砂漠化、海面の上昇など深刻な影響を及ぼすことはすでに知られている。この問題を解決するには一人一人が何をすべきなのかも様々なところで紹介されている。しかし、地球温暖化のリスクに見合う危機感をどれだけの人が持っているのだろう。少なくとも自分は「いつか何とかなる」と根拠もなく思っていた。だが、この問題に関しては私たちは「サポーター」ではない。紛れもなくゴールを目指して走らなければならない「選手」だ。たとえできることが少なくても「ピッチ」に立つ以上は責任があるし、常に危機感を持たなければいけない。
立命館は危機感を持つのが遅すぎた。ただ、いつかまた1部リーグで取材するときには私もチームも危機感をもてるようになっていてほしい。それはつまり勝利に近づいたということだから。【斉藤徹也】
私はドキュメンタリー番組が好きだ。...(07年6月号掲載)
紙面を読んで、驚きとともに、違和感を覚えた。...(07年4月号掲載)
豊中から吹田へ、吹田から豊中へ。...(07年2月号掲載)
2006年も終わりを迎える。...(07年1月号掲載)
阪POSで活動を始めて半年が経つ。...(06年11月号掲載)
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