「まちかねこ」、「マチカネワニ」に続くマスコットとなるか。春先ごろから豊中キャンパス構内にタヌキがすみ着き、話題となっている。警備員や学生らによると、タヌキは4匹確認されている。阪大坂の頂上付近にすみかがあるようだ。

文法経研究講義棟周辺で発見されたタヌキ(発見=渡邊拓也)
文法経研究講義棟周辺で発見されたタヌキ(発見=渡邊拓也)

タヌキを文化的・科学的に研究している「タヌキクラブ」代表の佐伯緑さんに、理想的なタヌキとの接し方について話を聞いた。タヌキは基本的に一夫一妻のつがいと子どもの群れで行動し、野生では大半が生後1年以内に寿命を迎える。子は秋から冬にかけて親元を離れるが、生まれた場所の環境が良いとそのまま定住することもあるという。豊中キャンパスには緑地や水辺があり日没時の交通量が少なく、こうした環境が気に入られたのではないかと佐伯さんは推測する。もちろんかわいいからといって安易に餌付けをすれば、生ごみを荒らされる、タヌキが自力で餌を探せなくなるなど、人間とタヌキ双方に被害が生じる。

豊中キャンパスに現れたタヌキが来年以降も「マチカネタヌキ」として定住するためには、人間がタヌキと適切な距離を保ち、すみよい生活環境を維持し続けることが大切なようだ。