アルツハイマー病の原因物質の分解を進めるタンパク質、 sorLA(以下ソーラ)を蛋白質研究所の高木淳一教授らが発見。今回の研究は生体系分野のThomas  E.Wilnow教授との共同研究によるもの。
研究成功の要因はWilnow教授と共同研究ができたことだと高木教授は話す。「論文を書く前に思い切って学会で発表したのがよかった。Wilnow教授と知り合い、試験管の中だけでなくマウスでの実験を行うことができた」。
既存の技術ではソーラやソーラを増やす物質を脳に直接届けることはできず、研究成果がすぐに新しい治療法に結びつくわけではない。しかし、高木教授は将来 への期待を語る。「治療につなげる研究は、専門家に任せたい。僕は基礎研究者として今後もソーラを研究していきたい」。 【水谷菜那子】